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学習塾を経営するのは…“11歳の女の子” いまの幸せは「生徒たちの笑顔」

報道局
特集 三重 2020/07/01 12:00

 学習塾を経営しながら生徒の指導にあたるのは、意外な先生でした。

 

 三重県鈴鹿市にある学習塾「こどもLabo」。

 算数の文章問題が苦手な男の子に、生徒の理解に合わせて、その場で問題を作る先生。

「あ、割り算か、これ」(生徒)
「何算かわかったら、すぐなんやな。割り算の特徴は“なんちゃらに分ける”って書いてあるから」(先生)

 どんな科目でも教えてくれるこの先生。実は…現役の小学6年生。浜口祐衣さん(11)。

 勉強が得意で、人に教えるのも大好き。勉強を楽しむコツを伝えたいと、塾の先生になりました。

「分からないところがあって(勉強が)嫌いになるっていうタイプの子が多いので、勉強が楽しい自分から勉強したいと思ってくれる子が増えるのが目標です」(浜口祐衣さん)

 授業の合間に遊びを取り入れ飽きさせない工夫もしています。

 歳が近すぎる先生、子どもたちの評価は?

「見た目も先生っぽいし、子ども同士だからわかりやすい」(小学5年生の生徒)
「だって学校の先生は怒ると怖いけど、こっちの先生はやさしい」(小学3年生の生徒)

 そして、保護者も。

「同世代の子だと話も聞きやすくて、わからないところをわかりやすく言ってもらえる」
「勉強しているって感じはあんまりないと思いますね。遊びに来ているという感じ」(保護者)

 そんな祐衣さん。実はこの塾を、ことし3月に開業した経営者でもあるのです。地元の商工会議所主催の起業セミナーに通い、大人に混じってノウハウを学びました。

 好きな勉強で起業したいと塾の経営を思いついた祐衣さん。両親はびっくりしたと思いきや…

「いいアイデアだと思いました」(父・浜口清正さん)
「したら~?(という感じ)。お客さんからお金をいただくって事は責任もあるし、遊びじゃないよ。それができるんだったらいいんじゃないって」(母・浜口純さん)

 意外と冷静な反応で…。

 それもそのはず。父・清正さんは中古車のカスタマイズ業を、母・純さんはネイルサロンをそれぞれ自宅で営む起業家なのです。

「“あなたの人生は私たちに特に関わってこないから、あなたの生きたいように生きなさい”と言われて」(祐衣さん)

 ネイルサロンの空きスペースを使わせてもらえましたが、あとは自己資金の2000円で座布団やホワイトボードなど必要なものを自分で準備しました。

 今は1回1000円の授業料をやりくりし、知育玩具を増やしています。

 自立してみえますがお母さんにとってはまだまだ11歳の子ども。では祐衣さんにとってお母さんは? 

「変なお母さんですね、一言で言うと。勉強をするなと言われた時期もありました」(祐衣さん)

 実は浜口家には、勉強よりも大切な2つの教えがあるのです。

「とりあえず、うちは10時に寝る」(母・純さん)
「基本的にあいさつが大事かな。買い物して商品もらったら、ふつうにありがとうって言える子になってほしい」(父・清正さん)

 家族が同じ場所に並んで好きな仕事に打ち込む、浜口さん一家。しかし、3月から始めた祐衣さんの塾には苦戦していることが。

 新型コロナウイルスの影響もあり、来てくれた生徒はまだ10人。目標の3割です。

「(小学生の先生という)意外性とかもあるし、増えたかなって思ったけど、集客できない。それでもお母さんとお父さんはみんなお客さんがたくさん来ているので、すごいなと思いました。尊敬する存在です」(祐衣さん)

 祐衣さんは母からのアドバイスを聞き、SNSでの集客に力を入れ始めました。

 

 11歳の祐衣さん、いまの幸せは?

「生徒さんたちが笑顔で来て笑顔で帰ってくれるようになることです」(祐衣さん)

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