

キャンプ用品メーカーに勤める主人公は東海地方への販路拡大の為、名古屋支社への異動を命じられる。
妻に意気揚々と報告するが、妻は大激怒。
「“仕事よりも二人の時間を第一に考える”と結婚したはずなのに、そのことを忘れている」と指摘される。
必死になだめる主人公だが、妻の機嫌は一向になおらない。
名古屋への引っ越し後も電話に出てくれない妻に、主人公は愛知県のお米と、おにぎりの具を贈ることを思いつき…
妻に去年と全く同じ誕生日プレゼントを贈ってしまった主人公。
「どうせルーティーンで選んでるんでしょ」と言われてしまう。
部下からの「女性はサプライズに弱い」とのアドバイスをうけ、主人公は出張先で妻へのプレゼントを探すことに。
そこで海沿いに並ぶ「メジロの干物」と出会い、プレゼントにして贈ろうと考えた主人公。
しかし、このメジロ実は…
出張で織田信長が築城した小牧山城を訪れた主人公。
築城後、信長が正室・濃姫を岐阜に残していたと知り「俺と同じだな…」と
単身赴任で妻にかまっていられない自身を顧みるのだった。
そんな時、近くで「名古屋コーチン」が売られているのを発見。
何やら「引きずり鍋」などという郷土料理があるそうで…
とうとう妻から“おにぎりの具”を催促されるようになった主人公。
期待に応えたいがプレッシャーがのしかかる。
名古屋から足をのばし、出張へ行った三重県で「はまぐり」が夫婦円満の象徴だと知った主人公は、
「はまぐり」を使った具材をプレゼントしようと市内を探し回る。
贈り物を受け取った妻はさっそくおにぎりを握るが、そこへ…