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プレスリリース

2009年2月13日
名古屋ユビキタス特区コンソーシアム

名古屋ユビキタス特区コンソーシアムでは、 電子マネーや位置情報の活用、通信コンテンツとの連携を強化した「次世代ワンセグ端末」の試作機を開発し、実証・実験を実施

平成20年3月に、愛知県名古屋市が総務省から「ユビキタス特区」に指定されたのを受け、平成20年度、「ユビキタス特区」事業(放送と通信のシームレスな切替え等を可能とする新ワンセグ端末の開発・実証)について、名古屋の民間放送テレビ5社(中京テレビ放送株式会社:幹事社、中部日本放送株式会社、テレビ愛知株式会社、東海テレビ放送株式会社、名古屋テレビ放送株式会社)が総務省から委託を受け、関係機関(株式会社ユーフィット(名古屋市)、株式会社ビート・クラフト(東京都墨田区)、名古屋大学、名古屋工業大学、愛知県、名古屋市)と「名古屋ユビキタス特区コンソーシアム」を組織し、開発・実証を行ってきました。今般、地上デジタル放送サービスの「ワンセグ」放送方式を利用した「ワンセグメント・ローカルサービス*1」でのプレス向け実証・実験を行います。

名古屋ユビキタス特区コンソーシアムでは、放送と通信の連携を強化するため、「ワンセグ」と「通信コンテンツサービス」をシームレスに連携させる「放送・通信」共通ブラウザーの開発を行ってきました。

今年度は、その共通ブラウザーの機能として、 [1]ワンセグのデータ放送の中で、電子マネーと連動したコンテンツへのアクセスを可能にする機能、[2]無線LANのアクセスポイントなどから、ユーザーの現在居る場所の「位置情報」を計算して活用する技術、[3]通信から取得したコンテンツの保護機能(DRM)、[4]様々なIPネットワークをワンセグの通信サービスとして利用可能にする技術などを開発しました。試作機が、この度完成し、新開発の機能を実際に体験できるコンテンツなども製作して、実証・実験を、2月19日(木)、2月20日(金)の2日間、名古屋市昭和区で実施します。

※1ワンセグメント・ローカルサービス
地上デジタルテレビジョン放送の部分受信(ワンセグ)の放送方式を利用して、通常のテレビジョン放送よりも極めて小さい特定のエリアに限定して独自のコンテンツを放送のように送信すること

  • 日時:2009年2月19日(木)、20日(金) 各日 (1)11:00~と(2)13:30~の2回
  • 場所:中京テレビ放送本社 周辺
  • 住所:名古屋市昭和区高峯町154  地下鉄名城線「八事日赤駅」から徒歩5分
  • 対象:プレス関係者のみの公開  (事前申し込み制)
  • 内容:今回開発した「新ワンセグ端末の試作機」(パソコン)を使用して、以下のコンテンツを、東海総合通信局から指定された2波のUHF帯周波数(出力10mW)を利用して、同時に放送します。

    (1)番組「ワンセグ進化論」
    名古屋市内の観光名所や博物館などの紹介映像を見ながら、新ワンセグ端末の各種機能(位置情報利用や、擬似電子マネーによるコンテンツのダウンロードなど)を操作することで、最先端のユビキタス端末を体験できます。

    (2)番組「ポイント・クエスト」
    ワンセグや通信経由で配信される映像をヒントに、データ放送で示される「地図」をたよりに、新開発の位置情報を利用して「宝探し」を行う番組。得たポイントに従って、スペシャルコンテンツのダウンロードが可能になります。

名古屋ユビキタス特区コンソーシアムでは、これからも放送と通信が連動することで創出される、魅力的な新サービスの実現に向けて積極的に技術開発をしていきます。
今後の展開にどうぞご期待下さい。

取材問い合わせ先:
中京テレビ放送株式会社
[担当] 情報システム部 鈴木 則泰
浅野  覚
山田 有吉
Tel.052-839-2324(直)

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