MESSAGE代表メッセージ

新ジャンル開拓から街づくりまで
コンテンツ制作のフィールドを広げる

発想力を日々鍛え抜き
アイデアからブームを創る

中京テレビは、情報を発信するコンテンツメーカーです。この業界の最大の強みであり特長と言えるのは、考える力です。実務的な段取りも一つの技術ではありますが、面白いアイデアを出す、発想力のある人が最も活躍できます。これほど多様なジャンルで考え、アイデアを求められる業態は他にはないでしょう。

この発想力は、才能ではありません。教育環境と訓練で伸ばすことができます。当社が制作し、高い評価を得ている様々なコンテンツは、鍛え抜かれた発想力から誕生したものです。

私たちは、ブームを「創る」ものだという感覚を持っています。日々考え続け、提案し続けたアイデアの1つが芽吹き、オセロの盤上が一変するような大改革を起こすことがあります。その瞬間に立ち会うことができるのが、私たちの業界です。

最近は「若者のテレビ離れ」と言われますが、その原因を他に求めてはならないと私は考えています。まずは、視聴者が観たいコンテンツを作り、ニーズに応えるというコンテンツメーカーの原点に立つべきです。私たちは、人を喜ばせたい、驚かせたいというサービス精神にあふれた集団です。新しいアイデアを次々と生み、見せ方と届け方を工夫し続けることで、必ず業界として巻き返すことができると考えています。

ボトムアップの社風で
攻めのコンテンツ制作

私が中京テレビに入社して40年以上になります。入社当初の中京テレビは、ローカル局としてはダントツの新参者でした。そのため、ラジカルな発想で自由な番組制作ができたという一面があります。そのような時代を経たこともあり、当社には現場主導で物事が動いていくボトムアップの社風が醸成されていると感じています。これは、他社の方々からも驚かれる部分です。

その後、徐々に認知度が上がり、今では地域で視聴率トップの放送局です。2016年には名古屋市郊外の八事から、名古屋駅近くのささしまライブに社屋を移転しました。これからも、攻めの発想力とオリジナルのコンテンツで常に面白いものを作る会社でありたいと思います。

また、発想力は番組制作に限らず、あらゆる部署で発揮できるものです。営業なら、取引先へのアプローチ手法を工夫する。経理なら、書類の数字の見せ方や表現を変えてみる。劇的ではなくとも、ちょっとしたアイデアの積み重ねが差別化に繋がります。その一捻りこそ追求し続けたいのです。

次世代を担う人々には、自分に制限を設けず、やってみたい仕事を新しい発想で生み出して欲しいです。中京テレビには、それを叶える土壌があります。

制作技術の高さを他分野へ展開
地域社会に貢献

誰でも発信ができる時代になりましたが、中京テレビの強みは、「届け方」と「見せ方」というコンテンツ制作技術の高さと、情報のクオリティーの高さです。また、放送免許事業者として社会正義の精神を持ち、地域社会への貢献に繋がる事業を行うのが私たちの使命です。
私たちの鍛え抜いた発想力をもってすれば、新たなジャンルのコンテンツや、他メディアの有利な特性を取り込んだ複合コンテンツを発明し、視聴者を驚かせることができるはずです。世界に通じるヒット作品を中京テレビから生み出したいという夢もあります。

また、これまで培ってきた技術は、教育をはじめとしたあらゆる分野で役立つ可能性を秘めています。広告では、従来の地上波のみならず、リアルイベントやメタバース、VTuberなどをセットにした商品の開発も急務です。

長期的には、ささしまライブから運河を通って港に至るまでのエリアを、人が集まる街へと変身させる街づくりの構想もあります。地域の企業とも連携しながら、街そのものを媒体にしたコンテンツ発信を行い、自分たちの力で街を面白くする。そのような計画を実現させるために、次世代の豊かな発想力に大いに期待しています。

就職活動を行う皆さんへ

社会人以降の学びが
人生を有意義で豊かにする

人の伸びしろは無限大で、いくらでも成長することができます。「勉強」は、学生時代だけのものではなく、社会人になってからが本番です。

生きる意味とは、有意義で豊かな人生を送ることだと私は思います。仕事をする上で出会う様々な分野に関心を持ち、学びを深めてください。私自身、趣味はもちろんのこと、仕事で深めた知見や学びが、自分の人生を豊かにしてくれたと実感しています。学ぶことで、全く違う自分になれるのです。

どのような会社を選ぶかも重要ですが、本当の勝負は、社会に出てからどれだけ学び続けられるかです。その学びの場を中京テレビに求めてくれる方々と共に、これからのテレビ業界を開拓していきたいと考えています。

代表取締役社長伊豫田祐司

プロフィール

伊豫田 祐司(いよだ ゆうじ)

中京テレビ放送株式会社 代表取締役社長

1958年生まれ、岡崎市出身。名古屋大学教育学部卒。81年に中京テレビ放送に入社し、制作局に配属。
「お笑いマンガ道場」のアシスタントディレクターからキャリアをスタートさせ、「24時間テレビ」の演出や「PS純金(ゴールド)」の前身番組でプロデューサーを務めるなど数々の番組を手掛ける。
その後は、編成局や営業局なども経験し、2016年以降、取締役として制作局や経営企画局、経理局などを担当。23年6月から現職。
趣味はクラシック音楽と警察小説。