谷繁が26日(土)の日本シリーズ初戦で解説を務めた。
4対1と巨人が快勝した勝負の分かれ目は、谷繁の目にはどう映ったのだろうか?
それは初回の西武の攻撃にあったと語る。
巨人が最も警戒し、先発・上原がもっとも意識する1番・松井が初球をセンター前にはじき返し出塁。
2番は小関。
当然送りバントを試みる。
ここで巨人・阿部は見事なフィールディングで2塁に送球。
松井を刺し、ピンチを救った。
阿部にとっては初めての日本シリーズ。
ランナーは俊足・松井。
簡単そうだが勇気のいる決断だ。
見た目の以上のビッグプレーだった。
不安定な立ち上がりだった上原は、3回に3者連続三振で立ち直った。
いつもと違う視点で見て改めて実感した巨人の強さ。
だからこそ、「打倒巨人」の思いは強まる。
「やはりこの舞台に立ちたい」
谷繁は強く語った。
[2002.10.28]
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