その全てを使って臨んだ16日の紅白戦、 渡辺に投じた甘く入ったストレートが大きなファールになったとき《力のないボールは長打になる》プロの怖さを感じたという。
「プロはどこに投げても打たれる」そんな不安をもって臨んだ初めてのプロとの対戦。しかし、不安は奇麗に払拭された。丁寧にコーナーをついたボールで2イニング打者6人に対してパーフェクトに抑えた結果が、久本に自信を与えた。そういった点で「紅白戦は収穫があった」という。その自信を武器に、これからのオープン戦で更なる収穫を見つけ、開幕一軍目指す久本投手に期待がかかる。
●久本祐一(ひさもと ゆういち)
●175cm/69kg/22歳 左投左打
●大阪柏原高→亜細亜大→河合楽器→ドラフト4巡目
[2002.02.25]
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