「走っているだけで何の意味があるんだろう・・・と、つい変なことばかり考えてしまった。」と、その当時の複雑な気持ちを語った川上。光を失ったエースにはファンも厳しかった。
「俺だってベストの状態だったらこんなはずでは・・・。」と、憤りばかりの4年間がすぎた。
「こんなに野球って難しいものかと考えさせられた4年間はなかった。」
その言葉が、川上のプロ野球生活の苦悩を物語っている。
今年こそはと望んだ2002年。ここまで順調な仕上がりを見せる川上は「今まで迷惑ばかりかけてきたので、今年こそは僕が活躍して僕の力でチームを優勝に導く」と強い決意で開幕に挑む。
[2002.03.11]
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