昨年ドラゴンズは、ぺタジーニに、打率.344・9本塁打・31打点と完全にカモにされていた。
しかし『ペタジーニには案外弱点があって高めのボールには弱い。特に今年はストライクゾーンが高めに広がったので有効に使える。 しかも高めを使う谷繁が正捕手なので心配はない。』と田中氏。
そしてもう一点、《藤井攻略》だが、今年の藤井は前評判がいい。 3月4日のダイエー戦で見せ付けた9連続三振は圧巻だった。そんな、死角のない藤井が開幕戦に登板と聞くと、いいイメージがわかないが、これも『心配ない』と田中氏は語った。
『確かにダイエー戦の話を聞いて気を引き締めてかからねばと思ったが、去年2勝2敗と五分の星。後半は負けがこんでチームに勢いがなかったのでやられたが開幕戦はそうはいかない。 ストレートの切れが藤井の長所だが、それに振りまけないスイングをするだけ。初球から積極的にいってセンター中心の バッティングを心がければおのずと結果はついてくる。』と気にもとめていない様子だった。
そして最後にオープン戦対スワローズ3連敗のことを伺うと『オープン戦の3連敗を意識する必要はない。しかもスコアラーが新しい情報を仕入れているし、打線が終盤にきて調子があがってきている。状態はいい、十分藤井は攻略できる。』と頼もしい言葉でしめてくれた。
あとは30日を楽しみに迎えるのみである。
[2002.03.24]
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