今年プロ初勝利をあげ自信をつかんだ朝倉健太。このところのピッチングを見ているとドラゴンズを背負って立つエースの風格が漂っている。
4月14日に行われた東京ドームの巨人戦では重量打線を相手に堂々のピッチングを見せ8回無失点に抑えこんだ。そして、ドラゴンズ球団通算4000勝とメモリアル勝利をもたらした。朝倉にとって東京ドームとは悪夢がよぎる球場。昨年はここで2試合に先発として登板。しかしいずれも3回持たずにノックアウトされてしまった。
朝倉は『東京ドーム独特の球場の雰囲気に呑まれてしまった』と反省しそれを今年のピッチングに生かした。
5万5000人の大観衆の中でひとりマウンドで投げる重圧は計り知れないものがある。
しかし、今年の朝倉はピッチングフォームを変えた。それが彼にとって大きなものとなっている。それによって威力のあるボールとコントロールを身につけた。彼が一番恐れていたコントロールを乱すことによって招いていた 自滅がなくなった。それが一番の自信につながっている。 |