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夏場が勝負!! 頑張れ若竜たち…

サッカーワールドカップで盛りあがる中、ドラゴンズも好調を維持し16日には首位ジャイアンツに2ゲーム差に迫り、貯金も今季最多の「5」となった。
しかし、今年はワールドカップの影響もあり、試合日程が夏場(7月・8月)に集中している。特に8月には27試合を戦わなけばならない。つまり夏場を制するチームがペナントを制するといっても過言ではない。
特に先発ローテーションに余裕のあるチームが有利になる。2軍で調整中の野口・川崎の復帰も遅れている。つまり、若手投手にとって大きなチャンスである。夏場を迎える前のこの時期にアピールする事が大事だ。そんな中、15日には朝倉が勝ち投手こそ逃したが粘り強いピッチングを見せ復調をアピールした。5連勝の後、3連敗とここ1ヶ月勝ち星に見放されている朝倉。その大きな理由はランナーを背負った時のピッチングにあった。朝倉も「今までは慎重になりすぎて弱気になっていた」と語るほど、勝負ところで打ち込まれ降板するケースが目立っていた。

しかし、先日のカープ戦では再三ランナーを背負いながらも力強さが感じられた。山田監督も試合後、『健太はよく投げた。以前のような粘りが戻ってきた』と朝倉を褒め称えた。

 さらに、16日には山井大介が32日ぶりに3勝目を挙げた。先月23日以来の先発のマウンドに立った山井にとってこれは先発復帰への最終テストだった。
そんな中、山井は5回途中までカープ打線に6安打を打たれながらも1失点に抑え3勝目を挙げた。山田監督も「スタミナもついてきている。ローテーションの組み合わせがいろいろ考えれるようになる」と合格通知を出した。

とにかく、8週連続6連戦という夏場の苦しい戦いを制するためには若い選手たちの台頭が必要である。若い選手たちはどんどんアピールして、チャンスをものにしてもらいたい。

山井大介 先発復帰3勝目

[2002.6.17]
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