先週首位ジャインツにまさかの3連敗など、チームは泥沼7連敗。前半戦も残りわずかというのに厳しいチーム状態となってしまった。現在首位ジャイアンツとは9ゲーム差。でもペナントレースはまだ残り半分ある。戦いはこれからスケジュールが過密になってくるこれからだ。
そこで、今週は後半戦を戦う上でのキーマンを考えてみた。
先発投手では当然、川上憲伸だろう。野口の復帰が遅れている今、ドラゴンズの投手陣を支えれるのは川上しかいない。現在5勝0敗と負けはついていないが、決してエースとしてふさわしい成績ではない。今シーズンの川上はルーキーの時の球威は取り戻している。後は精神力だけだ。
7月2日のジャイアンツ戦8回まで3安打1失点の完璧なピッチングをしていながら完投できない。エースとしての自覚を持って投げて欲しいとファンも期待しているだろう。シーズンに入る前に「今年はいままで迷惑をかけてきたのを取りかえしたい。苦しい時は僕がチームを支えたい」と強く語っていた、あの言葉をもう一回思い出してほしい。
その意味でも前半戦最後の登板となる、明日の阪神戦はなんとしても完投で白星を飾ってもらいたい。
そして、なんと言っても大切なのは中継ぎエース岩瀬仁紀だろう。岩瀬が万全の状態でベンチにいるのといないのでは相手チームに与える影響が違う。岩瀬が万全だと相手チームは7回までにリードして試合を運ばなければならないと考える。だから、攻撃を早く仕掛けてくる。そこに、焦りが出てくる。それがドラゴンズにとっていい形を作ってきた。それに、先発投手だって早い回からとばして行くことができる。だから岩瀬の存在はチーム、さらには相手チームに与える影響が大きい。岩瀬の完全復活がドラゴンズの危機を救う。
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