低迷が続くドラゴンズにあって、今シーズン波に乗っている男がいる。
立浪和義。
今年でプロ15年目を迎える立浪は、8月11日現在打率.307、野球人生初という4番に座ってからも自分のバッティングを崩すことなく、大役を
果たしている。
さらに目を見張るのが「勝負強さ」。
得点圏打率は.324、打点64は巨人松井に次いで堂々のリーグ2位である。
意外にもプロ入り以来、打撃タイトルに縁のない立浪だが、今年は打点王も夢ではないのである。
そんな立浪の「勝負強さ」の原点を探るべく、名古屋商科大学を訪ねた。
立浪をはじめ、桑田、清原、福留、今岡ら早々たるメンバーを育てた前PL学園監督・中村順司さんに会うためである。(現名商大野球部監督)
|

高校時代の立浪を語る中村順司さん
|