北大東島の観光スポット巡り。
その前に「うふあがり 人と自然のミュージアム(旧北大東村民俗資料館)」。
前日の北大東島到着時は、閉館時間の都合で見学が出来なかったので28日の訪問。但し、北港での「だいとう」の見学を終えてから入館しています。
なお観光ガイドマップには要予約とあったので、事前に訪問時間を決めてから伺ったのですが、見学者が毎日いるわけではないので、まず施設の鍵開けは分かるのですが、何と係の方が冷房を入れて待っていてくれました。多謝。
ここでは島の歴史、生活について知ることが出来ます。そして燐鉱石を初めて見ました。
沖縄最東端之碑。
ここには日時計があります。
解説看板には日時計の原理についての説明がありましたが、私には少し難しかったです。ただ時刻はほぼ正確でした。
北大東空港の直ぐ東側の海岸。
海面レベルに下りられる数少ない場所。
たった一人で海を眺めている。
国指定天然記念物/長幕崖壁及び崖錐の特殊植物群落(ながはぐがいへきおよびがいすいのとくしゅしょくぶつぐんらく)。(読み方に注意!)
最初この地に立った時、ここの価値に気付いていませんでした。そして前の写真にある解説看板を読み、なるほどと思った次第。
【文化庁 国指定文化財等データベースから転載】
北大東島の内陸部(幕の内という)を平均標高50メートルの高さで環状にとり囲む隆起珊瑚礁地帯(幕という)のうち南部の約1.5キロは、その内側が屏風を立てたように絶壁をなしてそばだち、「長幕」とよばれている。この崖壁面とその脚部の崖錐地帯には、この島の自然植生がよく残っている。
珊瑚石灰岩特有の凹凸の多い崖壁には、本来は海浜に生育するハマオモトが高所にまで多数分布して異観を呈するほかオオイタビ・ホウビカンジュ・サクララン・フウトウカズラ・シマオオタニワタリなどがあり、崖脚部には、きわめてまれにヒメタニワタリが生育している。崖錐部は、ビロウ-クロッグ群叢で、ビロウ・クロツグのほかハマイヌビワ・フカノキ・リュウキュウエノキ・アカメガシワ・リュウキュウガキ・グミモドキ・シマオオタニワタリ・フウトウカズラ・サクラランなどが繁茂して密林をなしている。
北大東島は、明治末年までに甘蔗栽培のため開発され、伐採をまぬかれた自然林にもリュウキュウマツ・モクマオウなどの外来種が侵入するなど、本島固有の林相を残すものはほとんどみられないが、長幕周辺のこの地域は、その地形の特性のため開発されず、わずかに本来の植生に近いものを残している。ことに昭和47年夏この場所で発見されたヒメタニワタリは、従来琉球列島にはなく、小笠原母島の特産とされていたものであって、植物地理学上の意義が大きい。
北大東島にあるただ一か所の信号。赤信号で停車中。