津島線佐屋駅発吉良吉田駅行きの木田駅着は16:55。
こうして9駅目の入場券を手にしました。
名鉄木田駅。勿論と言い切るのは何ですが、人生初めての下車。で、注目はポスト。電車を降りて改札に向かうときに、どこか「違和感」を覚えました。
金色(こんじき)に輝き、まばゆいばかり。どうして木田駅でこの色?と思い、右下にあった解説を読みました。
ウェブサイト『首相官邸トップ > 会議等一覧 > 東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部 > ゴールドポストプロジェクト』にあった説明を転載。
「当事務局は、日本郵便株式会社と協力し、東京2020大会において、金メダルを獲得した日本代表選手等にゆかりある地域の郵便ポストを金色に塗り替えることにより、選手等の栄光を称えるとともに、選手等を輩出した地域を盛り上げるプロジェクト「ゴールドポストプロジェクト」を推進しています。
また、このプロジェクトはスポーツと郵便文化、そしてユニバーサルデザインの取組を融合させたものとして、「beyond2020プログラム」の一環として実施します。』
そしてこの「ゴールドポスト」は、2022年5月25日時点で全国に79基されているとのことで、5月5日のその日に、555入場券をこの木田駅で販売していなければ、私はこの「ゴールドポスト」の1/79に出会うことは無かったでしょうし、そもそも金色のポストの存在を知ることも無かったでしょう。
ところで愛知県出身の東京オリンピック・ゴールドメダリストですが、ポストの設置場所から推し量ると野球・ソフトボール・フェンシング男子エベ団体の3競技のようです。
名古屋市と津島市を結ぶ津島街道。その津島街道に「上街道」と「下街道」の2つのルートがあるのを、これも初めて知りました。
ぶらり途中下車の旅、実践編。楽しいひととき。
駅前を歩いていたら、そこに不思議な塗り分けの石を発見。どう見てもフランス国旗。そこは南フランス家庭料理のお店。
木田駅から17:10の電車に乗り、須ヶ口駅に17:18着。
「えっ?須ヶ口駅」。入場券集めの終着駅は甚目寺駅のはず。痛恨のミス。電車の中で「眠いなあ」とか思いながら、のんびりボーッとしていたら、いつの間にか甚目寺駅を通り過ぎていました。
緊張の糸が切れ、1駅ですが甚目寺駅に戻ることを諦めました。我ながら情けない。
ということで私にとっての令和5年5月5日は、思い掛けない形で終焉を迎えました。