稲見駅長の鉄道だよ人生は!!

稲見眞一

宇都宮/大谷石輸送の人車軌道・軽便鉄道廃線跡巡り(5)砥上(とかみ)築堤。

線路跡であろうと推察できますが、一見何の変哲もない道路。

でもその道路は、右側の道路とは不自然な段差がある。

下の道路を歩くと、線路跡の道路とはかなり高さに違いがあることが分かります。

高低差のある道路をつなぐ階段。本シリーズ2回目(大谷石の町、宇都宮。)で紹介した大谷石で出来た階段です。

線路跡の道路から、下の道路を見てみました。

ここが砥上築堤で、そもそも築堤ですので、一段高いところに線路があったのですが、片方は埋め立てられて高低差がなくなり、片方のみかつての名残が見られるのだそうです。

茂みに頭を出している石の標識。

「東武」の文字が見え、ここが東武鉄道の大谷軽便線の廃線跡であることが分かります。

「廃線跡は、その線を知るエキスパートと巡るべし」というのが私の持論です。これまでの経験から導き出したものですが、それは今回も当てはまりました。

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