線路跡であろうと推察できますが、一見何の変哲もない道路。
でもその道路は、右側の道路とは不自然な段差がある。
下の道路を歩くと、線路跡の道路とはかなり高さに違いがあることが分かります。
高低差のある道路をつなぐ階段。本シリーズ2回目(大谷石の町、宇都宮。)で紹介した大谷石で出来た階段です。
線路跡の道路から、下の道路を見てみました。
ここが砥上築堤で、そもそも築堤ですので、一段高いところに線路があったのですが、片方は埋め立てられて高低差がなくなり、片方のみかつての名残が見られるのだそうです。
茂みに頭を出している石の標識。
「東武」の文字が見え、ここが東武鉄道の大谷軽便線の廃線跡であることが分かります。
「廃線跡は、その線を知るエキスパートと巡るべし」というのが私の持論です。これまでの経験から導き出したものですが、それは今回も当てはまりました。