稲見駅長の鉄道だよ人生は!!

稲見眞一

下田ロープウェイに乗り、五島慶太氏の想いを知る。

伊豆急の電車アレコレ旅の次の電車はアロハ電車。伊豆急下田駅を12:13発なので2時間少々の時間があり、鉄道ではないものの鉄道事業法で運営されるロープウェイ/下田ロープウェイに乗車することにしました。

そしてゴンドラに乗車中、伊豆急下田駅発10:16発のリゾート21/キンメ電車の姿を捕らえる事に成功しました。

このようなロープウェイ乗車中に俯瞰で列車を撮影出来るかどうかは、はっきり言って「運」のみ。ラッキーの一言。

帰りもまた撮影出来ることを期待しつつ、終点の寝姿山山頂(寝姿山自然公園)を目指します。

下田の街。真ん中の左右に長い1本の線が伊豆急下田駅。

下田と言えばペリー黒船艦隊。この海は日本史の現場。

寝姿山自然公園にある「五島慶太は伊豆とともに生きている」の顕彰碑。

五島慶太氏(1882〈明治15)年~1959〈昭和34)年)とは東急電鉄(現在の社名)の創業者。

今の伊豆急行は、1956(昭和31)年2月1日、伊豆をこよなく愛していた五島慶太氏が会長だった東京急行電鉄(当時の東急電鉄の社名)が、伊東~下田間地方鉄道敷設免許を申請したのが始まりで、1961(昭和36)年12月10日に開通を迎えました。

 伊東駅~伊豆急下田駅間は 45.7km。31あるトンネルを含め難工事の連続であったことは、全線を乗ったからこそ良く分かり、その開通に向けた東急(伊豆急)+地元の方々の熱量が伺えます。

五島慶太氏は、残念ながらその開通を見ずしてこの世を去ってしまいましたが、この顕彰碑は今も伊豆を見守っています。

伊豆急のウェブサイトにはこの顕彰碑について『当社は、この遺志を「伊豆とともに生きる」という社是として引き継ぎ、伊豆の発展に尽力しています。』と掲載されています。

このブログを読まれた方で、伊豆下田を訪れることがあるならば、是非ロープウェイで山頂に上り、この顕彰碑をご覧頂き、伊豆急の歴史とこの鉄道の開通により大きな変化を遂げた伊豆半島南部に思いをはせてもらえればと思っています。

ロープウェイで下山。当初は山頂でもう少しゆっくりする予定でしたが、昼食を弁当にするかそれとも飲食店での食事にするかを迷っていたこともあり、早めに下りることにしたものです。

(参考までに山頂にも食事する場所はあります。)

11:03頃。伊豆急下田駅発伊豆高原駅行き普通電車の姿を捕らえることが出来ました。って、どこにいる?

思いっきりトリミングするとやっとその存在が分かります。

ゴンドラ同志の行き違い。

これからアロハ電車に乗ります。

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