稲見駅長の鉄道だよ人生は!!

稲見眞一

トルコ(11)カッパドキア/ジェヴィズリバグ渓谷とカイマクル地下都市。

ジェヴィズリバグ渓谷(Cevizlibağ Valley)と呼ばれる場所から見た風景。

ウチヒサール城(Uçhisar Kalesi)が正面に見える絶景スポット。

何とも不思議な景観が延々と続いています。

私たちが宿泊しているホテルのあるギョレメ(Göreme)の町。

それにしても岩をくりぬいた住居?倉庫?何かは分かりませんが、どれだけの年月をかけて造ったのでしょうか?

観光客の足となるラクダさん達もいます。

カイマクル地下都市(Kaymaklı Yer Altı Şehri)。Yer Altı=地下、Şehri=都市。

●カイマクルはトルコのカッパドキア地方にある町。地下8層に及ぶ地下都市跡がある。

●地下都市…内部には教会、学校、ワイナリー、食料貯蔵庫などが作られ、約2万人が暮らしたと考えられている。 各階層は階段や傾斜した通路でつながれている。 カイマクル地下都市と隣りの「デリンクユ地下都市」の間には地下通路が確認されている。 ローマ帝国の迫害を逃れてこの地に辿り着いた初期キリスト教徒たちが隠れ住み、何世紀もかかって掘り進められて拡張されてきたが、作られた年代は謎に包まれている。紀元前から存在し、ヒッタイトによって作られたと考えられている。

(Wikipedia:カイマクルから転載)

狭く天井の低い通路を歩いていくと時々広い空間に出ます。そこで「この場所は何か」という解説を聞き、それでなるほどとなるのですが、写真を見ているだけでは、ここの凄さは伝わりにくいと思います。

トルコに来て知ったことで、大きな驚きだったのが、今のトルコの地に、トルコ人が暮らし始めたのは10世紀頃ということ。よってそれ以前のトルコの地の歴史は、トルコ人によるものではないそうです。

世界史に疎いので、この件はここまでにしますが、トルコにある古代遺跡の世界遺産などは、極論するとトルコ人とは無縁の存在で、それが今のトルコの観光資源となっているのは何とも不思議な感じです。

ということで、地下都市にある宗教施設は「教会」です。

公開されているのはほんの一部と聞きました。その一部を今回歩いたのですが、この地下都市は当然のことながら手掘りであり、気の遠くなる年月をかけて広がっていったことは間違いなく、それを歴史ロマンとくくるのは簡単ですが、そうした表現をすることの軽さは否めません。

見学を終えて外に出れば、そこはお土産屋さんが軒を連ねています。集合時間まで少し散歩。

昼食のレストランへの移動。

町の入口はラウンドアバウト(環状交差点)になっているところが多く、その中心にはなにがしかその町の代表的なものをモチーフにしているオブジェがあるように見受けました。もっともこのようなトルコ国旗の場合もあります。

陶器の産地で知られる場所には、こんなオブジェもありました。

さて昼食。皆さんが注文した各種飲物。

私はビール。

カッパドキア地方の代表的な料理のひとつ、壺焼きケバブ。

現れ出たケバブ。一般的なケバブのイメージとは異なり、

煮込み料理に近い感じです。

レストランの前で記念写真。

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