乗車定員11名。バスというよりジャンボタクシーと言った方が良いかも。モーターで動く車ですので、車内は静かです。
さて乗り終えた感想ですが、恐らくあと4~5年での実用化は可能ではないだろうか。です。
(私が感じたプラス点/総論)
まず公道でなければ、現時点でも(物理的には)実用運転は可能なレベルにまで来ていると思いました。
(私が感じたマイナス点/各論)
人が近づいたり、車が近づくとセンサーが働き、停まるようになってはいるものの有人運転であればブレーキは加減しながら踏むのでしょうが、このバスはやや急ブレーキに近い感じです。それは現時点での難点でしょう。
また公道での最大の課題は、信号との連携ではないかというのが私の感想です。それぞれの交差点での信号の状況を、インターネット回線経由でバスに送ることは今も可能でしょうが、それを実現するにはコストがかかります。それを社会が必要だと認めるには、まだ時間がかかりそうです。
細かい課題を挙げればまだまだあるのでしょうが、40分の乗車時間でそれを全て認識するには私の基礎知識が足りないので、とりあえずここまでにしておきます。
では新しいこのシステムはどんなところで活躍できるのでしょうか?
岐阜市内には「中心部ループ線」という路線があります。岐阜駅周辺と柳ヶ瀬、岐阜市役所を結んでおり、この路線の代替として都心部の「水平エレベーター」の役割を果たせれば、市民の支持はかなり得られるのではないでしょうか?実際、岐阜市役所でも「中心部ループ線」の自動運転バス化は(検討の)視野に入っているようでした。
運転士不足の切り札と言う面がクローズアップされている感ありのこの自動運転バス。これからもちゃんと見ていきたいと思っています。
さてここからは街を走る自動運転バス。
柳ヶ瀬商店街との組み合わせが外せません。
JR岐阜駅前では黄金の織田信長とのツーショット。
モ513を横目に走り抜けていきました。
なおこの実証実験で体験乗車をする人には、アンケートへの回答が義務づけられており、私も色々書かせて頂きました。
さてその結果は…。おって公表されるでしょうから楽しみに待っていましょう。