かつて下津井電鉄というナローの鉄道がありました。
現在の岡山県倉敷市にあるJR西日本宇野線茶屋町駅と下津井駅(昨日紹介した鷲羽山展望台の近く)を結び、1972(昭和47)年に茶屋町駅~児島駅(現在のJR西日本・四国の本四備讃線児島駅の近くにあった)間がまず廃止となり、1990(平成2)年末に残りの区間も廃止されました。
私が訪問したのは1978(昭和53)年4月17日。
1988(昭和63)年の瀬戸大橋開通で、観光鉄道として生き残るかと期待しつつも残念ながらの結果となりました。
その下津井電鉄の電車が、今も鷲羽山下電ホテルで保存されているのを今回のオプショナルツアーで知りました。
ホテルのウェブサイトを見ると、貸切で色々な利用が出来るようです。
ところでこれも今回のオプショナルツアーでの発見ですが、かつての下津井電鉄児島駅が今も残されていると聞き、街歩きの時間を利用し、少々慌ただしかったものの何とか見ることが出来ました。
※右側の、屋根に雲がある建物です。
想像していた姿とは全く違っており、ビックリ!
何せ私の知る児島駅の姿はこの昭和53年で止っており、1988(昭和63)年に完成した現在も残る駅舎を知りません。
昭和53年の駅名標。
令和4年の駅名標とは印象がかなり異なります。
ほんの瞬間の出会い。それでも十分に昭和の時代を思い出すことが出来ました。
最後に私のコレクション。家に戻ってから昔の乗車券を引っ張り出してみました。