レトロでんしゃ館(名古屋市 市電・地下鉄保存館)のシリーズは今日で最終回です。
まずはスタフ。個別の電車の運転士さん用の時刻表です。名古屋市電の現役時代を知る人は、各電停にそこを通る系統の時刻表が無かったことを覚えているでしょう。バス停には全てのバスの時刻表が掲載されていたにも関わらず、市電の電停にはなし。
それもあって私は市電に乗ると、運転席近くに立ってこの時刻表を見ることがしばしばありました。ではどんな時に見ていたのでしょう。
1)普段乗らない系統の電車に乗った時
2)待てど暮らせど電車がなかなか現れず、やっと電車に乗り込んだ時。
もっとも電車が混雑している時にはそれはしませんでした。やはりお邪魔虫になりかねなかったからですが、高校への登下校で見たことは多分、無かったと思います。まあ見るまでもなかったからですが。
Nゲージのジオラマもあります。
レトロでんしゃ館らしい風景。
ここでは見るだけではなく運転が出来ます。平日ならそれほど観覧者も多くなさそうなので、ゆっくり楽しめそうです。この日、模型を走らせていたのは、私の他は1組だけでした。
レトロでんしゃ館で気になった展示の一つがこれ、路線開通図。
名古屋市電の全路線の開通日が分るパネル。私はこれにはまりました。
一方こちらは路線廃止図。
「開通」はとても小刻みに、極論すると1電停毎に開通したこともあります。
ところが廃止となる場合は、一定の区間が一気になくなっており、それがこの図に現れています。
暑い夏の一日。名古屋の市営交通100周年にあたり、レトロでんしゃ館に涼みに行かれては如何でしょうか?
なおレトロでんしゃ館は今、事前予約制となっています。私も電話で確認してから出掛けました。
実は出掛けたのは6月30日。たまたま午後に時間が出来たので、午前に電話してから向かいました。平日はそれで入れることが多いそうです。ただこれから夏休みに入るので、そうすると平日でも混雑するかも知れませんね。