稲見駅長の鉄道だよ人生は!!

稲見眞一

明治36年(1903年)、「沢村板 新板教育玩画」。 

「沢村板 新板教育玩画」(明治36年3月 印刷同日 発行 日本橋区本浪町2丁目11番地 武川清吉)

東京学芸大学教育コンテンツアーカイブ(Open Educational Contents Archive of Tokyo Gakugei University)~コレクションに「おもちゃ絵」というジャンルがあり、それに該当するものと思われます。

https://d-archive.u-gakugei.ac.jp/collection/omocha/description

(Wikipedia おもちゃ絵から転載)

玩具絵(おもちゃえ)は、江戸時代から明治時代に描かれた浮世絵様式のひとつ。子供が玩具として遊んだり、絵本として鑑賞したりするために描かれた浮世絵版画(錦絵)を指す。江戸時代には手遊び絵と呼ばれた。

●日清戦争…1894(明治27)年7月25日~1895(明治28)年4月17日

●日露戦争…1904(明治37)2月4日(諸説あり)~1905(明治38)年9月5日

この絵が描かれたのは明治36年で間違いないので、この版画は日露戦争開戦前の日本の海軍の姿を写していると思われます。

蒸気機関車が牽く列車。写実性がどこまであるかが良く分りませんが、こういう文明の利器があることを知らしめる手段としての浮世絵と思えば、それは十分に伝わっているでしょう。

「電車」とありますが、これがよく分からない絵なのです。

東京に路面電車が開通するのはこの「沢村板 新板教育玩画」の発行された同年の9月。つまり発行時点ではまだ東京に電車はありません。

また行先は「新高行」と読めるのですが場所不明。

一方、左端に「自動電活」とありますが、これはきっと「自動電話」の事と思われます。

「自動電話」=今の公衆電話です。

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