稲見駅長の鉄道だよ人生は!!

稲見眞一

大阪モノレール「万博記念公園駅」で撮影。

万博記念公園駅をこの角度で見られるのは、運転体験参加者の特権。

太陽の塔。やはりインパクトがあります。

1970年のこんちには。(大阪万博のテーマソング「世界の国からこんにちは」の一節。)ではなく、「こんばんは」ですね。

私は高校1年生でした。

大阪万博で会場を走っていたモノレール。そしてそのモノレールは、1970(昭和45)年3月15日~9月13日の会期183日間だけのための鉄道という今思えば何ともありえないものでした。

北大阪急行電鉄会場線万国博中央口駅。今の大阪モノレール/万博記念公園駅の北側あたりに作られた駅。こちらも万博終了と共に廃止され、会場線そのものも当初の予定通り、中国自動車道となりました。万博輸送のためという大きな目的があったとは言え、万博終了後の転身があまりに凄すぎで「口あんぐり」となったのは、世の中のことがもう少し理解出来るようになった社会人になってからでした。

ところでこの日は次の予定まで少し時間があったので、大阪モノレールを撮影することにしていました。

狙いは万博記念公園駅改札内2階東側(門真市駅・彩都西駅方面)のポイントを見下ろす場所。

以前、YouTubeでこの場所からのタイムラプス動画を見て、いつかはこの地に立ちたいと思っていました。

写っているのは「KEIKYU for YOU号」。京急カラーがよく似合っています。

ここの面白さは、万博記念公園駅のホームの構造(彩都線が中線に入り、本線が外側から彩都線を包み込んで走っている)により、彩都線と本線の線路がご覧のようにクロスしていること。一般的な鉄道であれば、私がここまで「推す」ことは無いかも知れませんが、とにかく目の前の巨大構造物たるポイントが常時動いており、それはただ見ているだけでも心をワクワクさせてくれるのです。

どうです。モノレールが走っておらずとも見応えを感じませんか。

シンメトリーの美しさ。

そこを通り抜けていくモノレールたち。

楽しい時間はあっという間に過ぎていく。

万博記念公園駅から乗った電車は、私が先ほどまでいた車庫を眼下に、千里中央駅を目指します。

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