南大東島で、現在視認できる線路そのものが残っている場所は4箇所。南大東島の観光ガイドマップにもそれは記されていますが、実はGoogleマップで「南大東島 線路跡」で検索すると出てきます。
今回、私はレンタカーで廻ったのですが、スマホをカーナビにしてそれぞれの場所に行き着きました。便利な時代とは言えますが、推理の楽しみは…、とか贅沢な事を言ってみたくなるほどのあっけなさ。
※ここまで「廃線跡」という言葉を使っていましたが、ここからは「線路跡」とします。
ふるさと文化センターからまず東に向かい、最初の「線路跡」ポイント。一周線(南線)です。
2本ずつの線路が残されています。おそらくはこの場所で道路と交差していたからとか。多分、合っている。
サトウキビ畑と道路の境目の木が茂っている場所が線路があったところ。
そして次の場所に移動です。
その場所にはいきなりシュガートレインの解説看板あり。
一周線(南線)の3号集積所があった場所で確定。
サトウキビ畑の一角。ただ写真を撮っている場所からは線路が見えません。
線路は思い掛けなく突然その姿を現します。しかも短い。どうしてこの部分だけが残っているのだろうかと疑問が頭をよぎりますが、地元の方からも回答はきっと得られない気がします。
線路の先のなぜかこんもりした木々ですが、恐らくは島民が廃止になって線路跡に植えたものと推察しています。
一周線(北線)9号集積所。一周線を南から北に向かい、途中で北支線を分岐したあと、西に方向を変えたあたりと推察した場所。
そもそもはこんなのどかな風景の場所。
近寄って行くと、解説看板と線路が見えてきます。この位置ですと、まるで現役時代そのもの。
ここも道路との交差跡。こうして見ると、(旧来からあった)道路との交差場所の線路を撤去するには、一時的にせよ道路の通行を制限しなければならないので、それでこうして線路が残ったのかもしれませんね。
見渡せばサトウキビ畑。
時にバナナも見る南大東島。