稲見駅長の鉄道だよ人生は!!

稲見眞一

サンライズ出雲の旅(1)東京駅9番線ホーム。

6月28日(金)夜。どうしても東京に行きたかった理由。それはサンライズ出雲に乗車すること。

この日のサンライズ出雲の寝台券が手に入ったのです。

しかもシングルデラックス×1、サンライズツイン×1。

ご存じない方も多いかと思いますが、今の日本で、一番予約が取れない列車がサンライズ瀬戸とサンライズ出雲。

その中でも特に競争率が高いのがこのシングルデラックスとサンライズツイン。どちらか片方の寝台券を取るのも至難の業ですが、その2種類の寝台の同日の券がここにあります。

手配をしてくれたのは、東京の旅行会社に勤務するKさん。

駅の窓口とJR西日本ネット予約/e5489の10時打ち(乗車日のちょうど1か月前当日の10時00分00秒に予約を入れる手法)で破れ続け、一方で、店頭営業のある旅行会社はほぼ朝の10時開店。

そんな中、ひょっとしてと思いKさんに相談したところ、事前予約を受け付ける旅行会社もあり、正にKさんの会社も大丈夫とお聞きし、手配をお願いしました。

何せ狙う列車がサンライズ出雲なだけに、手配が出来ないことが当たり前の状況であり、あくまでも「運が良ければ」とは承知していました。

そして、、、「手配できました。」との思いがけない連絡あり。

(補足説明)

シングルデラックスとサンライズツインの予約ですが、駅の窓口の一端末、1台のPCもしくはスマホでのネット予約では当然のことながら、1タイプずつしか予約が出来ません。しかもそれぞれが瞬殺の寝台券。

※くどいようですが、駅員さんが気合いを入れて10時打ちをしても、競争率が高過ぎて本当に取れないのです。

そのため、同日乗車のこの2種類の寝台券を押さえるには端末が2台必要で、それぞれに1種類ずつのタイプを準備し、10時00分00秒の時報と同事に2台の端末のエンターキーを押し、それぞれがコンピュータにいち早くアクセス出来たときに予約完了となります。

(JR西日本ネット予約/e5489での予約)

実は10時00分00秒からしか予約画面(出発日時の選択~列車の選択~発着駅の選択~設備の選択)が操作できず、わずか10秒足らずではあるものの、大体駅の窓口には遅れを取るようです。(だと感じています)

なお「普通車 ノビノビ座席」(横にはなれますが寝台ではなく、座席の扱い)は、オンシーズンでなければ、発売日の当日中はネット予約が出来ることは経験で分かりました。

あとB個室シングル、B個室ソロは、シーズンオフで、運が良ければ、取れることもあるとは「通」の方からお聞きしています。

ということで6月28日(金)、夜の9時を少し回った時間。

サンライズ瀬戸とサンライズ出雲は、案内では同時に表示されないことに驚きつつ9番線ホームに向かいます。

9番線ホームに21:14発の特急ときわ82号の入線。

私の前にいるのは、小学校3年生の我が鉄友。

11号車に乗るからこの位置にいるのではありません。実は…。

ここに並んでいる方は、10号車にあるシャワーカードの自動販売機に並ぶ方達。

20枚が販売される(と聞いている)シャワーカードですが、オンシーズンでは、発車の30分前にここに並んでも買えないこともあるそうです。

※シャワーカードの自動販売機があるのは10号車ですが、11号車のドアの直近に設置されているため、ここに並ぶのだそうです。

※我が鉄友もこの行列に並び、無事シャワーカードを手にしました。

21:22発の品川駅行きを見送れば、まもなくサンライズの入線です。

21:25、姿が見え始めました。

線路間の水たまりにヘッドライトの光芒が反射し、それがまた旅情を誘います。

待ちに待った、本当に待ち焦がれたこの日のこの瞬間。

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