柵原ふれあい鉱山公園。
昨日の記事では何の施設かさっぱり見当がつかなかった方も多かったと思います。
《岡山県久米郡美咲町のウェブサイトから転載》
「柵原ふれあい鉱山公園」は、鉱石輸送用に作られた片上鉄道の吉ケ原駅舎と操車場のあった場所に作られ、約18,400平方メートルの敷地内には、昭和30年頃の鉱山の様子や鉱山町の暮らしぶりを再現した資料館(鉄筋地上2階地下1階建、延べ1,540平方メートル)があるほか、吉ケ原駅舎は、そのまま残し、輸送用貨車や客車車輌11両は保存されています。
また、園内には芝生広場の一角に江戸時代に貨物を積んで吉井川を下った高瀬舟(鉱石の輸送用にも使われていた)を復元して飾っており、鉱山をテーマとした公園となっています。
※毎月第1日曜日に保存車両の運転を行っていましたが、現在休止中(再開未定)です。
**************************************
片上鉄道=同和鉱業片上鉄道。柵原鉱山で産出される硫化鉄鉱を瀬戸内海に面する片上港まで運ぶことを目的に敷設された鉄道で、1931(昭和6)年に片上駅~柵原駅間が全通し、1991(平成3)年に全線が廃止されました。
この写真は1979(昭和54)年5月31日の柵原駅。
なお現在「柵原ふれあい鉱山公園」として整備された吉ヶ原駅は柵原駅の一つお隣となります。
当時、乗り鉄だった私は、鉄道の写った写真をあまり撮っていないのですが、この鉄道は要所要所での写真が残っています。
この柵原駅の写真は恐らくそのデザインが気に入ったものと思われます。
国鉄赤穂線との連絡駅でもある片上駅。
列車の先に船が見えており、そこで積み替えをしていたのでしょうか?
振り返れば気動車とディーゼル機関車群。広い駅構内と相まって壮観です。
往時の片上鉄道の状況が見てとれます。
山陽本線との連絡駅、和気(わけ)駅。
荷物は気動車で運んでいたようです。
駅でのスナップ。
ホームには売店が見えますが、販売している飲料で、コーヒー、ジュース、ネクターはあっても、多分、お茶と水は無かった時代。