稲見駅長の鉄道だよ人生は!!

稲見眞一

北陸新幹線の旅(4)碓氷峠鉄道文化むらのシェルパくん。

碓氷峠鉄道文化むら。鉄友が以前から行きたいと言っていた場所。

地下にシンカリオンZの基地があるらしい。私は知りませんでしたが…。

それはそれとして、碓氷峠と言えばアプト式(ラックレール)。

まずは1997(平成9)年に廃止となった信越本線/横川駅~軽井沢駅間の下り線を使用して走るトロッコ列車(シェルパ君)に乗車。

鉄道文化むら駅10:10の峠の湯駅行き。

勾配は最大66.7パーミル。それを体験出来る実は凄い列車なのです。

機関車は、一番後ろが定位置で、峠の湯行きはずーっと後押ししています。かつてEF63形電気機関車の力でこの峠を越えていた時も、下り列車は機関車が後ろから後押しし、上り列車では先頭に立って急勾配を安全に下る仕組みになっていました。

それは今のシェルパくんでも変わりません。

先頭車からの見た目はかなりの急勾配なのですが、この写真でが伝わりきらないのが残念。

また右側の旧上り線は遊歩道となっており、多くの方が廃線跡ウォークを楽しまれていました。

国の重要文化財/旧丸山変電所。

煉瓦造り建築の最盛期のものだそうです。

列車は更に登っていきます。

左側の線路が峠の湯駅方面。右側の線路は今は列車が走らない旧下り線。

終点の峠の湯駅に10:30頃到着。

出発時間待ち。

多くの乗客は、ここから歩いて鉄道文化むらに戻っていくようでしたが、私はこのまま折り返し10:40発に乗車。

峠の湯駅は、水平な終点駅を設置するため、本線から分岐していますが、本線はその急勾配のまま続いています。

それにしても線路も架線も往時のまま残されているとは知りませんでした。

こうしてみていると、妄想鉄道がこの線路上を駆け抜けそうです。

参考までに、シェルパくんに乗車するには乗車予約券が必要です。

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