表題に「やながわ希望の森公園の蒸気機関車」を掲げながら、最寄り駅の「やながわ希望の森公園前」駅になかなかたどり着きません。
そして何故か11:51に大泉駅で下車。
目的地は福島県伊達市の保原中央交流館・伊達市保原市民センター。
この地で保存されている福島交通軌道線(愛称:チンチン電車)1116号の現状を見に来たのです。
福島交通軌道線は1971(昭和46)年4月に廃止されており、私はその現役時代を知りません。ただ中学生の頃から読み始めた鉄道雑誌で、車内がナロー並みに狭い電車の存在は知っていました。
かつて別の場所で保存されていたものの、あまり良い状態ではなく、その後、地元のロータリークラブと市民が協力して修復作業に取り組み、現在の形となっています。
排障器、救助網、カウキャッチャーなど色々な呼び名がある装置ですが、明治時代の路面電車では見かけたものの、昭和の時代にもあったとは発見でした。しかも上下できるようになっており、どんな時に下げていたのでしょうか?
カメラは頭上にかかげながら車内を撮影。美しいの一言ですね。
座席は半分が修復されたようです。それはさておき、この写真で車内が三岐鉄道北勢線、四日市あすなろう鉄道といったナローの車両並みの狭さであることはご理解頂けたかと思います。
大泉駅に戻ってきました。
阿武隈急行の駅から保原中央交流館に向かう場合、大泉駅から一つ福島駅よりの保原駅の方が近いはずです。ではなぜ大泉駅を利用したかですが、空中写真で駅周辺に緑が広がっていたことから、何か写真が撮れるかも?と思ったからです。結果としてはそうなりませんでした。