先々週の6月13日(木)、鉄道フォーラム/伊藤博康さんのお誘いで名鉄グランドホテル13階の「名鉄電車ルーム 8802」の見学に行ってきました。
そして名鉄グランドホテルからのトレインビューも合わせて見学させて頂きました。
そもそものきっかけは2019年になるのですが、「名古屋トレインビューホテルズ」ということで名古屋駅界隈のトレインビューが楽しめるホテルがタッグを組み、ホテルの垣根を越えて鉄道ファンにその風景を楽しんでもらおうとの仕掛けを伊藤さんが始めたことによります。
その後、コロナ渦の中でそれは中断となり、結局私は(会社の地元)名古屋プリンスホテル スカイタワーからのトレインビューは見させて頂いたものの、他のホテルを訪問することは叶いませんでした。
※「名古屋トレインビューホテルズ」は実現しませんでしたが、名鉄ホテルグループ「トレインビューホテルズ」として実現しました。
今年の5月19日撮影の名鉄ホテルグループ「トレインビューホテルズ」のヘッドマーク付きトレイン。
短期間の掲示でしたので、こうして撮影できたのは幸運でした。
ということで名鉄グランドホテル。
一度宿泊したことはありますが、名古屋在住者ですので、地元のホテルの客室内に足を踏み入れることは普通はありません。
ということで13階の「名鉄電車ルーム 8802」。
客室の入り口にあるパノラマ DX8800 系をテーマにしていることの証。
と書きつつ、そもそもパノラマDXの現役時代を知らない方もいると思うのでその紹介。
*2005年1月14日撮影「ラストランヘッドマーク」犬山遊園駅~新鵜沼駅間。
パノラマDXは1984(昭和59)年の登場で、1985年のブルーリボン賞を受賞しています。
一方その終焉は2005(平成17)年。私が実際にこの電車に乗ったことは多分、数回ですが、何せ設備が“豪華”だったことを覚えています。
余談ですが、この写真の犬山橋は鉄道専用橋です。「あれっ?」と思い、犬山橋の歴史を調べたら何と2000(平成12)年に鉄道と道路の併用橋からそれぞれの専用橋となっていました。お恥ずかしい話ですが、私の記憶の中では、専用橋となったのはつい『最近』の出来事で、パノラマDXの終焉より後となっており、ここでも老人力を発揮してしまいました。
*2005年1月19日撮影「ラストランヘッドマーク」二ツ杁駅~西枇杷島駅間。
登場時のパノラマDXは2両編成で、その後3両編成となりましたが、私にとってのパノラマDXはやはりこの3両編成です。
さて本題に戻ります。部屋の入り口の呼び鈴にも一工夫。
一番最初の写真のヘッドマークは、今は部屋の入り口に飾られています。
部屋に入れば、そこはパノラマDXの世界。
この椅子、そしてガラスの仕切り。懐かしいですね。椅子の座り心地は言わずもがな。ここに座り、眼下を行く列車を愛でる。極楽。
その写真はまた明日。
バスルームもパノラマDXを意識した色調。
吊り革を利用したタオル掛けはアイデア賞もの。部品の販売会で購入できたら、こうした実用的な使い方はありですね。
やはり気になる模擬運転台。
モニターには前面展望映像が流れます。模擬運転台との連動はありませんが、気分は運転士。
ノッチを入れ、
ブレーキをかける。
「制限40」などと言いながら。