稲見駅長の鉄道だよ人生は!!

稲見眞一

地下鉄駅で配布されていた「わたしたちの市営交通 いままでとこれから」。

私は地下鉄の駅で手にした市営交通100周年PRパンフレット「わたしたちの市営交通 いままでとこれから」。

一瞬、私にはこちらが表紙に見えてしまいましたが、そんなことはありませんでした。

中身はお子さんが見てもよく分ることを目指して編集しているように見えましたが、どっこい大人の私が読んでも楽しい内容でした。

例えばこのページ。「1962年 ワンマン・ツーマン兼用車登場」って、これは全く知りませんでした。私が小学校低学年の頃。当時は鉄道にもバスにも全く興味がなかったのですが、今はアンテナがピンと立ってしまう。

もっとも今の子ども達は車掌さんのいる路線バスを全く知らないので、大人が解説してあげると面白いかも知れません。

同じくバスのページ。

市バスの運転席周りにこれほど多くのミラーがあるとは知りませんでした。知人に市バスの運転士さんがいるのですが、次回お会いしたときにはこのミラーの話しで盛り上がれそうです。

こちらは地下鉄車内にある鏡。

「どうして地下鉄に鏡があるの?」。

答えは書いてある通りなのですが、以前、地下鉄車内に小さな貼り広告を出している宿泊施設があり、たまたま私がそこを取材させて頂いた際に、ふと広告があったのを思いだし「地下鉄のあの小さな広告って効果あるのですか?」と、今思えば随分失礼な質問をしたことがあります。答えは「広告料に十分見合う問い合わせがあります」「稲見さんのようにお客さんとの会話で出てくることもあり、それでお釣りがきます」でしたが、今から恐らく20年以上前の話をふと思い出しました。でもそれがどこの宿泊施設だったのかは、しっかり老人力を付けた私には記憶が戻りません。

それはそれとして鏡の場所でなくとも乗客の多い地下鉄車内は、走る広告媒体と言えます。そして「広告とセットの鏡」は、私の知る限り、日本で唯一の存在。最初に思いついた方は凄いと思います。

話しをPRパンフレット「わたしたちの市営交通 いままでとこれから」に戻します。昨日出掛けた際には駅のラックにまだ入っていました。何れなくなると思われますので、まだ手に取っていない方はお早めにどうぞ。お勧めです。

《参考までに名古屋市交通局のウェブサイトに掲載の配布場所》

地下鉄駅
市バス営業所
交通局サービスセンター(名古屋・栄・金山)
市営交通資料センター、レトロでんしゃ館 
区役所情報コーナー 他

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