オーストラリアで鉄道博物館と言えば、南半球最大規模の鉄道博物館、シドニー郊外にあるニューサウスウェールズ(NSW)鉄道博物館。
ではありますが、今回のアデレード訪問の目的の一つは国立鉄道博物館(National Railway Museum)。
海外の鉄道を趣味とされている方でも、訪問した方はほぼいないかも。そもそも知名度がありません。
NSW鉄博とは規模の違いはありますが、展示は面白かったです。
そしてこの博物館の特徴は、
*narrow, 1067 mm (3 ft 6 in)
*standard,1435 mm (4 ft 8+1⁄2 in)
*broad 1600 mm (5 ft 3 in).
の3つのゲージの車両が展示されていることにあります。
それゆえ何とも不思議な線路配置が目をひきます。
多分、外側から1600mm、1435mm、1067mmだと思うのですが…。
1)409…Narrow-gauge Beyer-Garratt 400 class locomotive
ナローのガーラット式機関車ですが、ナローとは思えない迫力があります。
2)G1…標準軌の1914年製蒸気機関車
3)702…広軌の1926年製蒸気機関車
4)504…同じく広軌の1925年製蒸気機関車
それらの車両群とは別に、オーストラリアの鉄道建設史とも言える展示も興味深く、スマホで英文解説を日本語に翻訳しつつじっくりと見て回りました。
最後は模型コーナーの紹介です。
見所が多すぎて、とてもこのブログでは紹介しきれません。オーストラリアを訪問する機会があれば、NSW鉄博だけではなくここの訪問もお勧めします。
館内を周遊するミニ列車。
その楽しみは、それらの線路を乗り越えて走ること。などと思うのは私だけ?