お昼時の宇都宮市餃子通り。行列あり。
流石ですね。
さて本ツアーではお昼ご飯として宇都宮駅の駅弁屋/松廼家(まつのや)さんの「駅弁発祥の地より 滊車辨當」が用意されていました。
今回私は、このお弁当について事前に何も調べておらず、全くの初見。黒い色のパッケージは、蒸気機関車の石炭のイメージでしょうか?
蓋(ふた)を開ければ竹皮に包まれた何かとおかずあり。
竹の皮には抗菌作用があり、防腐作用があることから明治の時代にも使われていたということでしょう。
「明治18年、ごま塩おにぎり2個を竹皮で包んでうりだしたのが 駅弁の始まりといわれています。当時の素朴さを現代風のおかずとともにつめました。」
これは松廼家のウェブサイトにあった「駅弁発祥の地より 滊車辨當」の説明。
シンプルですが、お昼ごはんで手軽に食べるには(量も)十分。ごまのおにぎりは初めてかな?美味しく頂きました。
鉄道がテーマのツアーなのと、宇都宮という場所を考えれば良い選択肢だっと思います。
さて駅弁の発祥の地が本当に宇都宮駅かどうかですが、それが定説ではあるものの諸説あるようです。しかしながら明治18(1885)年の宇都宮駅開業の年に売られていたのは間違いないそうなので、それが上野駅といった起点のターミナルではなく、なぜ宇都宮駅だったのかについては興味があります。
ところで食事をした場所は、ツアーを主催した一般社団法人宇都宮観光コンベンション協会が入っているうつのみや表参道スクエアの2階。
そこでは「うつのみやの人車軌道」と題した展示がされており、食後にじっくり見させて頂きました。
人車軌道で、人もさることながら大谷石を運んだ大動脈であったことが伺える写真。
人車軌道で使われていたレール(レプリカ)と新幹線や幹線鉄道で使われているレールとの比較。(許可を得て、2つのレールを並べて撮影しました)
宇都宮石材軌道の路線図。
人車軌道は、これまで話を聞いたり写真を見た程度でしたが、今回のツアーで一気に身近な存在となりました。
会場にあった各駅の現在の場所の特定。これを基にかつての栄華を偲ぶ旅をするのも一興でしょう。