午後1時過ぎに到着した北海道開拓の村。雨の中を歩く覚悟を決めての到着。
ここは明治から昭和初期にかけて建設された北海道各地の建造物を移築復元・再現した野外博物館で、私にとっては2度目の訪問。と言っても先回来たのは約30年前。
家族で北海道をキャンプしながら一周した時の寄り道でした。
さてこの建物は旧札幌停車場。ただし移築ではなく4/5での再現。とはいうものの1908(明治41)年に造られた当時の姿を今に伝えています。
お目当てはこの馬車鉄道。
村内を、歩くのとほぼ同じ速度でゆっくり進みます。
村内を歩く距離、時間を短縮するのではなく、馬車そのものを楽しみます。
乗車時間は約5分。歩いても5分の距離。
出発準備を見ているのも楽しいです。
いわゆる機回し。機関車の付け替えです。
北海道開拓の村に入ってまずここまで撮影したので、村内の施設を見て回ることに。
終わりかけの紅葉の道を歩く。ジオラマでいつか作ってみたい風景。
海外のお客さんも見受けられ、この建物の中も熱心に見学されていました。
きかんしゃトーマスに出てくるトラクターのテレンスみたい。と言ってみたりして。
秋の味覚。30年ほど前に出かけた信州の山道に落ちていた栗や胡桃は、まず間違いなく猿に中身を食べられた後の残骸でした。ここの栗は落ちたままの姿。
畜舎。
中では、搾乳(乳しぼり)の疑似体験が出来ます。
※本物の牛乳ではなく、水が出てきます。
指導の方から「なかなか上手だね」と褒めていただきました。
またまた思い出話ですが、今から35年ほど前、愛知県三河地方の山間部の畜産農家を取材させていただいたことがあり、その時に体験したことあり。
その搾りたての牛乳を飲ませていただいたのですが、その味は…。
生ぬるい(人肌ならぬ牛肌の温度)牛乳は決して美味しいとは思えませんでした。農家の方も、冷やすか温めた方が美味しいとお話しされ、「何事も体験でしょう」とのことで、それは本当によい体験だったとここでこうして書けるほどです。ただ食感はともかく、子牛にとってはこの牛肌の温度でなければごくごくとはいかないわけで、人の好みとは別次元の話です。
わら細工の実演を熱心に見ていたのは、フランスから来たというお二人。
スマホの翻訳ソフトを使い、実演をされていた方と会話をして説明を受けていました。
「靴」ということに驚いていた感じです。