坊ちゃん列車名物。機回し。
まずは機関車と客車の切り離し。
坊ちゃん列車で使われているこのネジ式連結器は、公共交通機関では日本でここだけ。
明治村の蒸気機関車でも使用されているのですが、園内の遊具扱いのため、この坊ちゃん列車と違い、公共交通機関とはなっていません。
手押しでこの位置まで移動し、
機関車本体を油圧ジャッキを使いジャッキアップ。
くるりんぱ。
客車の移動も終え、出発時間まで待機。
しっかりと繋がっています。
ところで、坊ちゃん列車に乗って終点の松山市駅に着いた際、駅前の電車乗り場周辺の改修工事に驚きました。
松山市駅前広場整備とのことで、これまでの市内電車乗り場の手前(駅ビル側)に、駅ビルと直結する新しい市内電車乗り場を整備し、8月24日(日)から使用開始との事です。
新しい市内電車乗り場はこれまでバス停があった場所で、そのバス停も再配置によって利便性を高めることとなっており、松山市駅前の公共交通の結節点としての使い勝手はかなり向上しそうです。
またこれまでの市内電車乗り場があった場所は広場として整備されます。
広島市と松山市は、船で直結されているので、夏の終わりに広島市と松山市の2つの路面電車の変貌を見届けるのも良さそうですね。
7月9日のこのブログにアップしたJR松山駅の話題「路面電車を駅前に引き込む計画」もそうですが、「都市計画」が公共交通の利便性向上に注目することは、高齢者を始めとする自家用車に頼れない交通弱者への福祉として大切な視点と思っています。