新幹線0系と名鉄モ800形の手前にあるND701形ボルスタレス台車は、鉄道の技術史の中では革新的な台車なのですが、私が説明するには難しいのでご容赦を。
ということで急行豊川稲荷駅行き。
1935(昭和10)年、名鉄の前身である名岐鉄道に10両納入されたテポ800形の内の1両。
※車体にある「811」の数字は、製造時では無く、退役時の車体番号とのこと。
なお車体および内装については、ここメモリアル広場での保存にあたり、原形に復元していると聞いています。
1996(平成8)年の退役ですので、確かにこの状態では無かったでしょう。なおこの電車は、私の「名古屋鉄道原体験」と言っても過言では無いですね。
数字はともかく製造銘板に注目。
車内にあった路線図。
年代の表示がないので、確たることは言えませんが、昭和の60年代~平成の1桁くらいではないでしょうか?
■1993(平成5)年、地下鉄鶴舞線(庄内緑地公園駅~上小田井駅)開業。
(参考)
■2001(平成13)年廃止
*揖斐線(黒野駅~本揖斐駅)部分廃止。
*谷汲線(黒野駅~谷汲駅)廃止。
*八百津線(明智駅~八百津駅)廃止。
*竹鼻線(江吉良駅~大須駅)部分廃止。
この電車の思い出ですが、このやたら長いつり革。これを握っていれば転ぶことはなかったものの、体の支えとしては今ひとつであったと記憶しています。
この前照灯も私にとってのザ・名鉄。私が日常的に乗っていた各駅停車の電車は、埋め込み式の電車よりもこのタイプが多かったはずです。
上野動物園 モノレール。
1957(昭和32)年製の、国産技術による日本最初のモノレールです。
今回のメモリアル車両広場公開で、工場の構内から近くに寄れなかった車両。他の車両とは少し離れたところで保存されており、見学ルートが作れなかったものと推察しています。
この車両の引退後に私は上野動物園のモノレールに乗っているのですが、改めてこの“初代”を見るにつけ、想像以上に小さいのに驚きました。