東京・品川のキヤノンギャラリーで2つの写真展が開催されており、それを先週の土曜日に見てきました。
1)広田 尚敬 写真展「鉄道写真」(キヤノンギャラリー S)
*~6月22日
2)facebook group「鉄道写真をもっとオトナの趣味に」写真展「陽とひかりのあいだ」(キヤノンオープンギャラリー2)
*~6月18日

1)広田 尚敬 写真展「鉄道写真」について。
『本展は、鉄道写真家 広田 尚敬氏による写真展です。
広田氏は、車両形式を正確に写すといった記録的な要素が重視されてきた鉄道写真の世界に、風景や人間の営みなどの新しい視点を取り込み、表現としての鉄道写真を確立させた第一人者です。その大胆かつ洗練された構図は、鉄道の力強さと美しさを伝え、多くの後進に影響を与え続けています。』
鉄道写真の神様といわれ、今の鉄道写真は広田尚敬氏によって創られたと言っても過言ではなく、それは多くの方にご賛同いただけるものと思っています。
それにしても90歳にして今もなお新しい映像表現に取り組む姿は、やはり「神」としか言えません。

そして今回、同日に
広田 尚敬氏(鉄道写真家)、
江上 英樹氏(元小学館編集者、「部活」代表)、
村 漢氏(アートディレクター)
のお三方によるトークイベントがあり、それがあっての上京でした。

(印象に残ったお話)
聴衆との質疑の中で、「AIによる映像表現」について問われると、それを否定することなく、それも自分自身の「表現」であるといったニュアンスで応えておられました。
考えてみればPhotoshopなどの画像加工ソフト、RAW撮影 + 現像 = 写真作品というプロセスも、ある意味、「AIによる映像表現」と似た部分なのかもしれません。
写真の魅力を引き立てる軽い加工(レタッチ )は、まあOKとしてとか思っている私ですが、その写真を第3者に対し、どういう場所でどういう意図で提供するかによっては、ビジュアルとしてどう見せるかの加工手段の一つとしての可能性があると受け止めました。
そしてこうした広田尚敬氏の考え方、生き方そのものに改めて感服した次第です。
2つの写真展、ぜひご覧いただきたいと思っています。
