稲見駅長の鉄道だよ人生は!!

稲見眞一

なら歴史芸術文化村「観て楽しいコンサート&鉄道トークショー」に参加しました。

奈良県天理市にある「なら歴史芸術文化村」で昨日(3月20日)開催された開館2周年記念「観て楽しいコンサート&鉄道トークショー」を見てきました。

どんなイベントだったかについては、コンサート&トークショー中の写真撮影が制限されていましたので、その一部を言葉で紹介します。

ところで何ゆえ「なら歴史芸術文化村」?

実はここ「なら歴史芸術文化村」の統括責任者を、元近鉄の名物広報として知られた福原稔浩(ふくはらとしひろ)さんがされており、そうしたご縁もあり開館時(2022年)から鉄道イベントが何度か開催されています。私はなかなか訪問することが叶わず、今回、やっと足を運ぶことが出来ました。

なら歴史芸術文化村とは…なら歴史芸術文化村は、歴史、芸術、食と農など、奈良県の誇る文化に触れることができる施設です。日本で初めてとなる文化財4分野(仏像等彫刻、絵画・書跡等、建造物、考古遺物)の修理作業現場の公開や、国内外から招いたアーティストとの交流、子どもを対象としたアートプログラムなどを実施します。単に見学する、一方向の解説を聞くことだけで終わらせず、専門家や他の参加者と対話しながら知的好奇心を広げて学びを深めるラーニングプログラムを実践。五感で感じ、さまざまな人と関わり、体験して、「なぜ?」という新たな問いを生み出すことを大切に、知を探求していく楽しさを提供していきます。

以上、なら歴史芸術文化村のウェブサイトからの転載。

先の説明の通りの施設で、道の駅でもあるので、ドライブがてらの入館者を多数見ました。

「修理作業現場の公開」とは、一体何だろう?でしたが、一目瞭然でした。

歴史好きには堪らない場所です。

奈良盆地が眼下に広がる立地。

14:00から始まった第一部はピアノとヴァイオリンのデュオ /スギテツさんのコンサート。(スギテツ=ピアノ…杉浦哲郎さん、ヴァイオリン…岡田鉄平さん)

後半には地元の天理中学校弦楽部とのコラボもあり、新鮮で素敵な演奏を楽しませて頂きました。

第2部はおもしろ鉄道トークショー。

杉浦哲郎(スギテツ)さん、女子鉄アナウンサー/久野知美さん、福原トシヒロさんの3両編成によるおもしろ鉄道トークショーは息の合ったさながら漫才トリオ。

後半では岡田鉄平(スギテツ)さんの臨時連結があり、これが圧巻の面白さ。

ご存知の方がどれほどいるかは分かりませんが、少なくとも私は今まで意識をしたことがなく、意表を突かれた内容でした。

それは何か。

近鉄特急では、駅到着時の案内放送のチャイムに、様々な名曲を使っているとのこと、調べたところ結構あるのですね。

駅の発車時の音楽は知っていましたが、こちらはお恥ずかしい話ですが全く意識していませんでした。それはそれとしてそれら名曲の中から、クラシックの曲を厳選してスギテツのお二人が演奏し、その音楽に乗せて久野知美さんが、駅到着アナウンス(久野版オリジナル)をするというもの。

例えば、

伊勢中川駅…ベートーベン作曲交響曲第6番「田園」。

宇治山田駅…ヴィヴァルディ作曲「四季」から「春」。

他。

久野さんの良く通る声もピッタリあって、思わず聞き惚れてしまいましたが、ではこれが他の鉄道事業者で出来るかと言えば、そもそも駅到着時の車内チャイムにここまで多種多様な音楽バージョンがあるのは多分、近鉄のみ。(稲見調べ)

次回、また別の駅版を聞いてみたいと思った次第。

イベント最後の記念写真。(提供:久野知美さん。多謝)

後方のどこかに私がいます。(笑)

最後に。「3周年記念イベントも参加します」とここに宣言します。福原さん、よろしくお願いします。

カテゴリー

アーカイブ