昨年の10月14日、日本の鉄道開通150周年を記念し、名古屋鉄道全駅(豊橋、赤池、弥富を除く)の硬券が発売されました。
今回、私の有人であるAさんが今年の1月7日にその収集を終えられ、先日、それを見させて頂きましたので、その報告です。
硬券入場券収納ホルダー。早々に売切れ、12月29日に再発売されたもののそれも直ぐに売切れとなりました。ということで貴重な一冊。
カバーをめくって出てくる最初のページ。
入場券を入れるホルダーは名古屋本線豊橋駅から始まります。もっとも豊橋駅はJR東海の駅でもあり、入場券はJRが発行していることから名鉄の入場券はありません。
最後に購入したのは、布袋駅と布袋駅で購入できる石仏駅。
かかった費用は、ホルダー代と入場券代は直ぐに計算できますが、あとは「名鉄電車全線2DAYフリーきっぷ」を駆使し、如何に合理的に回るかが勝負だったそうです。ただその周遊ルートについてはここでは伏せておきましょう。皆さんで推理し、楽しんで下さい。
※「名鉄電車全線2DAYフリーきっぷ」を何回購入したかもお考え下さい。
課題としては、「発売駅の営業時間」というものもあり、矢作橋駅のハードルが一番高く、初列車から8:30まで。
とまあそうしたパズルを解いた結果を見せて頂いたわけですが、興味を持ったのは各入場券の下にある開業日。
では、現在の名古屋鉄道で一番、開業日が古い駅はどこでしょうか?
実は尾西線の駅。津島駅と佐屋駅は、1898年(明治31年)4月3日、尾西鉄道が弥富駅~津島駅間を開業させたときに誕生した駅です。
※弥富駅はJR東海の駅でもあり、名鉄の入場券は発行されていません。
もう一つ古い駅を紹介。今の瀬戸線の名古屋市内の終点は当初矢田駅で、1905年(明治38年)4月2日、瀬戸自動鉄道が矢田駅と瀬戸(現在の尾張瀬戸)駅間を開業させてのが瀬戸線の始まりでした。
ところで瀬戸線のトピックを一つ。「旭前駅」の開業日が詳細不詳とは知りませんでした。
さて、ここで問題!
名鉄の駅で、一番新しい駅はどこでしょうか?
それは西尾線の南桜井駅です。このホルダーを全ページ見れば簡単に探せるでしょう。と言われても困ります。記憶の奥底にある名鉄の新駅開業情報の棚卸しをしていたものの、結局、Aさんに教えてもらいました。
ところでこの南桜井駅に続く(と言っても随分年月が経ちますが)新駅誕生(河和線)が決まり、その駅名が「加木屋中ノ池」であると、昨年末に発表されました。
ただ無人駅なので硬券入場券はきっと発売されないでしょうね。
最後に友人Aさんにこの場を借りて御礼申し上げます。