伯備線に最初に乗ったのは1976(昭和51)年9月4日。伯耆大山駅~新見駅間の乗車で、実際には米子駅から38D特急やくも4号に乗っています。
残りの倉敷駅~新見駅間に乗車し、伯備線完乗となったのは1978(昭和53)年7月2日。こちらは普通列車925Dです。
列車番号からお分かり頂けるように、当時の伯備線は非電化で、電化後に私が乗った区間は総社駅~倉敷駅間のみです。
高梁川に沿って北を目指します。なかなかの渓谷美に目を奪われます。
田植えの季節ですね。そして撮り鉄さんにとっては水鏡の季節。
鉄道交通の要衝、新見駅。それは昭和の時代も、今も同じ…とは言えないのでしょうね。伯備線はまだしも姫新線、芸備線はすっかり寂しくなりました。
と書きつつも当時の記憶があるわけでは無く、既に想像の世界。
何の写真かと言えば、昭和40年代半ばに、全国の鉄道ファンが憧れた蒸気機関車D51が三重連で走った「布原信号所(現在の布原駅)~新見駅間」のお立ち台ポイント。
私は下り列車に乗っていますが、正にこの橋上で、当時の上り貨物列車は新見駅に向けての急勾配を走り抜けるべく、全力で取り組んでいました。私自身もこの地に憧れたものの、高校生であり、また受験も控え、地団駄踏んでいる内にD51三重連は終焉を迎えました。
※「布原 三重連」で検索してみて下さい。ド迫力の写真がこれでもかと言うほど出てきます。
布原駅。
時刻表では伯備線のページにも駅名はありますが、伯備線の列車は1本も停車しません。その代わりというのも変ですが、芸備線直通の普通列車が停車します。珍しい例かと思われます。
車内で旅行会社手配の昼食。
この八角祭弁当ですが、現在は駅での販売は無いようです。(岡山駅の駅弁コーナーで見かけなかったため)
ネットで検索すると、かつて販売していたことは間違いありませんが、ひょっとすると今回のツアー用に復刻???
さて肝心の味ですが、美味しく頂きました。
米子駅着12:17。
自分の勝手なイメージですが、米子駅~出雲市駅間が、特急で約1時間もかかる距離とは(今更ながら)驚きでした。
宍道湖沿いに走るようになれば終点出雲市駅まではあと一歩。
私が座った7号車12C席の前の席。右にダクト(?)があり、そのためか一人掛け。
381系にこうしたシートがあるのを初めて知りました。次回乗るチャンスがあれば、ある意味狙い目かも。もっとも窓際ではないので、やはり微妙な気も…。