岡山電気軌道岡山駅前の電停で、いきなりこの電車の洗礼を受ける。
これまで多くのラッピング電車をみてきましたが、ここまでおどろおどろしい電車は初めてです。
人気ゲーム「桃太郎電鉄」の悪役(?)デストロイ号のラッピングだそうで、言い換えればデストロイ号が9200形「MOMO」に憑依/乗り移ったとでも言いましょうか?とにかくインパクトは大です。但し、この電車にカメラを向けているのは私のような観光客のみ。地元の方にとっては既に日常風景と見受けられました。
さて11月14日の岡山電気軌道訪問の目的はこのおかでんチャギントンに乗ること。
こども向けのアトラクション電車であるというのは承知の上。何せ高齢男性が一人で乗ってどうする!何が楽しい!
とまあアウェイと分かっていても、それはそれとしてどんな仕掛けがあるのだろうという興味が勝って14:00の便に乗り込みました。
年齢対象は恐らく小学校1,2年生以下のアニメ/チャギントンを知っている子ども達。詳しくは「おかでんチャギントン」公式サイトに詳しく紹介されているので、そちらをご参照頂くとして、アトラクションとしてよく練られたコンテンツというのが私の感想。
ナビゲーターさんは、例えるなら幼稚園の先生。当たり前ではありますが、子ども達との触れ合いは正にプロ。
ところで電車には運賃箱あり。直ぐにでも一般の営業運転が出来そうです。
ナビゲータさんによれば、こうした設備がないと観光列車としての営業運転が出来ないとのこと。もっともこれを実際に使うことはないそうです。
ある意味、禁断の写真。運転士さんがちゃんとしたキャストだったのはなるほど納得。
運転台の高さを視認させて頂いたのですが、2階建て路面電車の2階からの眺望に似た感じでした。ところで運転台の直下の見え方が気になっていたのですが、テレビモニターでもしっかり監視できるようになっており、さすがに安全確保はちゃんとしていました。当たり前ですが…。
15:00。東山電停でおかでんチャギントンを見送ります。
最後にまとめ。(チャギントンを知っているかどうかは別にして)こども対象では、これまでに例をみない鉄道アトラクションだと思いました。内外装、ソフトを含め全てが徹底的にこども目線でデザインされています。まやこの電車の表情などはこどもに限らず、幅広い世代の方達の笑顔を生み出しているのではないでしょうか?路面電車という市民と近い場所に、これほどのインパクトある存在が日常的に見られるのは、うらやましい限りです。
ただ高齢男性が一人で乗ると、孤独の極みを味わうことになります。
それもあってかナビゲーターさんが気を遣ってくれて、乗車記念カードを3種類頂きました。
まあ今回は承知の上でしたが、私の知人で、大きなお友だち(同好の方達)による団体の貸切で乗った方がおられましたが、ナビゲーターさん達とどんなやりとりをしたかが知りたい気分です。(笑)
ローソンで発券されるチケット。今回、初めて使いましたが、迷った点あり。高齢者も端末発券に慣れないと、列車に乗れない時代の到来ですね。それも良い経験になりました。
※私自身、アニメ/チャギントンは数年前に孫と見ていましたので、おかでんチャギントンのウイルソン、ブルースターは何となく覚えていました。