9月23日(月)、この日の朝はアンカラヒルトンSA(Ankara HiltonSA)で迎えました。
個人旅行では、絶対に泊まることの無い5つ星ホテル。4つ星どころか3つ星ならば御の字。星なしホテルでの宿泊もあります。もっとも大都市や観光地ではない場所に出掛けていることもあるので、その比較はあまり意味が無さそうです。
この贅沢を一度味わうと、なかなか後戻り出来ません。
トルコの首都アンカラ(Ankara)。2019年の人口は563万人。(参照:国立社会保障・人口問題研究所-人口統計資料集(2022)-)
日本第2の都市、横浜市の人口377万人を軽く凌駕する堂々たる大都市です。
参考までにイスタンブールの2019年の人口は1551万人。(参照:国立社会保障・人口問題研究所-人口統計資料集(2022)-)
東京都の人口1410万人を上回っており、現地を訪れて初めて知ることばかり。
朝食。見た目でハムがありますが、一般的には豚肉は使っておらず、牛肉とか羊の肉で作るとか聞きましたが、食べてみての感想は、美味しかったとしか言えません。つくづく味覚のサンスのなさを憂えてしまいます。
バスはホテルを出発し、[世界遺産]アスランハネ・ジャーミイ(Ahi Şerafettin (Aslanhane) Camii)に向かう途中で見つけた何か。
アンカラ市内にあるアナトリア文明博物館(Anadolu Medeniyetleri Müzesi)に所蔵されている『3頭の鹿の「スタンダード」』(Hititlerin bronz merasim standardı.=直訳すると「ヒッタイトの青銅の儀式の標準」)を模したものと思われます。アンカラは、ヒッタイト文明発祥の地ということで、その象徴と言うことなのでしょう。
午前8時14分頃。ところどころ道路は渋滞。
アスランハネ・ジャーミイ。
世界遺産の小さなモスク。
※首都アンカラの旧市街に位置しており、2023年に世界遺産に登録された「中世アナトリアの木造多柱式モスク群」の構成遺産の一つとなっています。石造りの外壁と、木造の天井・屋根を支える何列もの木製の内部柱からなる独特の建築様式に加え、建具や装飾、調度品に見られる精巧な木彫りや手仕事も、歴史的価値が高いものです。
(阪急交通社のウェブサイトから転載)
世界遺産のモスクと言うと何となく巨大な建造物というイメージでしたが、ここはそのイメージを覆すには十分。
1289~1290年頃の建造とのことで、木の柱と組み木の天井のある(ドームではない)こうしたモスクもあるのを知りました。
このモスクを皮切りに今回のツアーでは多くのモスクを拝観しましたが、ここのモスクの独特さは、それらを廻ることでより理解が進んでいったと思っています。
2階席とも言える場所。
イスラム教の場合、1階が男性の礼拝の場所で、この場所(2階)は女性のための場所とのこと。
ところでイスラム教について、私はこれまで殆ど何も知りませんでしたが、少なくともモスクがどういう場所なのかを分ろうとする一週間がここから始まりました。
なおこのモスクですが、礼拝時間には入れないそうです。それはそうですね。世界遺産ではありますが、観光施設ではありませんから。
またいつでも開いているということではないとも聞きました。(拝観は無料です)