乗りつぶしをしていて悩ましいのは、かつての国鉄⇒第3セクター化とかではなく、路線の付替であったり、今回の広島電鉄宮島線広電宮島口駅のような駅の移転に伴う新線区間がある場合にもう一度そこを訪問するかどうか。
ダム建設による路線の付替では、例えば飯田線の大嵐駅~佐久間駅間があります。この区間は新線と旧線があまりにもかけ離れており、なおかつ駅の新設、廃止があったので、私は間違いなく乗りに出掛けるでしょう。
一方、山陰本線の嵯峨嵐山駅~馬堀駅間のような複線化に伴う新線への切替では乗りに出掛けていません。
正面が宮島に渡る船の乗り場/宮島口旅客ターミナルで、左が新規開業なった広電宮島口駅。
左奥にあるとんがり帽子の屋根がこれまでの広電宮島口駅。
その広電宮島口駅は、2001(平成13)年までは広電宮島駅でした。今回の訪問で、駅名が変わっていることに気づいたのですが、一旦乗ってしまえば、その後をフォローしない乗り鉄おじさんであることを再認識。
1979(昭和54)年頃の広電宮島駅は、日本全国津々浦々にあった地方私鉄の典型的な佇まい(たたずまい)でした。
同じ広島電鉄で、宇品線宇品停留場が少し延伸して 広島港(宇品)停留場になった際、これまでの日本の路面電車の停留場から、機能的なヨーロッパのトラムのターミナルになったと個人的には感慨深いものがあったのですが、今回のここ広電宮島口駅もその流れであると感じました。
広く明るく開放的。停車中の電車が連接車だというのも私には楽しい。
これまでの広電宮島口駅とそこへの線路は撤去中。