稲見駅長の鉄道だよ人生は!!

稲見眞一

宇都宮/大谷石輸送の人車軌道・軽便鉄道廃線跡巡り(4)荒針(あらはり)駅と大谷(おおや)停車場。

続いてやって来たのは宇都宮市 城山地区市民センター。

この場所にかつての軽便鉄道荒針駅がありました。

全盛期の頃の荒針駅の様子と現在の見比べ。背景の山の形から場所の答え合わせをしています。

当時、鉄道で運んでも運んでも需要に運搬手段が追いつかず、駅にはこのように大谷石がいつも山積みだったと聞きました。

廃線跡巡りは、その路線の開通から全盛期、そしてその後廃線に至るまでの産業、文化の歴史を巡ることと心得ていましたが、今回もその意を強くしました。

人車軌道大谷停車場近く。

この道路が正にかつての軌道の跡。

因みにですが、右に写っているのはトイレですが、この建物も大谷石で出来ています。

人車軌道大谷停車場。

大谷停車場のあった区間が廃止されたのは1952(昭和27)年。私が生まれる2年前のことですが、その時代まで動力では無く、人の力で客車(貨車も)を動かす鉄道があったことに驚きを禁じ得ません。

(写真提供)

*一般社団法人 宇都宮観光コンベンション協会

(今シリーズの参考資料)

*一般社団法人 宇都宮観光コンベンション協会がツアー参加者に配布した資料

*ナビゲートの蜂谷あす美さん、宇都宮観光コンベンション協会の担当者の方の解説

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