万博記念公園駅から徒歩5分の大阪モノレール本社。
大阪モノレールが千里中央駅~南茨木駅間を開業したのは1990年6月1日のこと。すでに30年を超える歴史があることに感慨を覚える。
私自身の大阪モノレール乗車歴は以下の通り。
1)1991年3月19日…千里中央駅~南茨木駅間
2)1993年5月22日…千里中央駅~柴原駅(現:柴原阪大前)間
3)1998年6月6日…門真市駅~南茨木駅間、柴原駅(現:柴原阪大前)~大阪空港駅間
4)1999年4月11日…万博記念公園駅~阪大病院前駅間
5)2007年6月10日…阪大病院前駅~彩都西駅間
彩都線に乗りに来てから15年以上も経っていて改めて驚き。
本社に入って直ぐ右側にあるタイヤの展示。2つのタイヤの違いは、大きさもありますが、軌道上で車体を支える走行輪には溝があり、水平輪(案内輪、安定輪)には溝がありません。
モノレールのカット断面。車内の構造がよく分かります。
もう一つの模型。
こちらでは走行装置について学べます。
運転体験会のスタート。
まずは大阪モノレールについて、30分ほど学びます。モノレールの歴史から始まり、車両の構造や運転士さんの仕事についての講義。
鉄道についての多少の知識があれば、この24ページの冊子でもモノレールのことが十分、分かるものだと知らされる。それぞれのパートで、用語の解説などに工夫を感じます。
座学が終り、シミュレータに挑戦。日本初で、日本唯一の存在とのことで、それを使い、これから運転操作体験です。
因みに3000系の運転台です。
停止位置目標は乗務員扉の向こうに見える黄色い線。
まずは本職の運転士さんによる見本運転。
これを見たことで、運転の雰囲気が伝わってきました。何がって、要はモノレールではない普通の電車の運転と基本的には同じである事。だからと言って、運転が「簡単」とはなりません。
万博記念公園駅付近の風景。
私の順番が回ってきました。
前に見える風景を楽しむ余裕は一切無し。
最後の詰め。停止線に何とか合わせようと悪戦苦闘中。
運転シミュレータ操作中、どんな状況で運転をさせるかの設定をする装置。
天候であったり、異常気象、時間帯などなど様々な場面に応じた選択が出来ます。
気になる「停点誤差」。これは停止するまでの途中の数字で、最終結果ではありませんでしたが、この体験運転士さんは極めて優秀な結果を残していました。
では私は?
聞かないで。