稲見駅長の鉄道だよ人生は!!

稲見眞一

名古屋の鉄道136年史(昭和戦前編34)昭和12年頃の名古屋の絵はがき。

名古屋観光協会発行の「高級写真カード 名古屋名所」。その中から一部を紹介。

※袋が良い味を出していたので紹介することにしました。

現在の栄交差点。この絵はがきだけではないのですが、当時の街の風景を見ていると、意外とカタカナが多いのに気付きます。カタカナということは多くは海外から入ってきた言葉ということになりますが、既に外国とはかなりのやりとり、文化的な面も含めてですがあったのでしょう。

名古屋市役所。昭和8年(1933年)竣工で、当時の絵はがきの常連です。国の重要文化財となったのは2014年ですが、レトロ感あふれるその建物はそれ以前からドラマなどの撮影で使われていました。

ここからは「大名古屋三十二景」のシリーズ。「新名古屋駅」はやはり市民の誇り。

栄町交差点。大都市名古屋、威風堂々たる風景と言えるでしょう。

繁華街、大須は庶民の街。そして大須と言えば赤い大きな提灯。いつからあるのだろうかと思っていたら、昭和12年にはあったことが判明。ひょっとしたら今も続くお店が写っているかも。

愛知県庁。昭和12年(1937年)当時は、まだ今の栄交差点の東にあり、現在の場所には昭和13年(1938年)に移転しています。

名古屋控訴院。大正11年(1922年)に完成した建物です。そして昭和59年(1984年)に国の重要文化財に指定されました。

名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎。現在は名古屋市市政史料館といて活用され、私自身は集会室をお借りして使ったり、展示室でのイベントを見に行っています。それだけではなく、元々の裁判所としての展示や、名古屋市の歴史についての展示も興味深いものがあり、特に歴史展示については、今回のこのシリーズの参考にさせて頂いています。

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