さて151系の登場は日本の鉄道史に大きな影響を与えたと思っています。それはこの151系以降、日本の昼行優等列車は、電化区間では電車、非電化区間では気動車という方向性が確立され、欧米のような機関車が牽引する客車による高速運転列車が日本に登場することが無くなったからです。
そして誕生した「おおとり」号。名古屋駅と東京駅を結ぶビジネス特急でした。
撮影地ですが、多分豊橋駅であろうと思っています。
1962年(昭和37年)12月17日の日付の入った「おおとり」の特別急行券。2等は今の普通車です。
この券は手書きですが、当時、既に「マルス(英語: MARS : Multi Access seat Reservation System)=日本国有鉄道(国鉄)~JRの座席指定券類の予約・発券のためのコンピュータシステム」は稼働していたのですが、今のようにそのまま紙に印刷して発券することが出来ず、この様に紙のきっぷに手書きで記入していたようです。もっとも「おおとり」がその当時、マルスシステムに組み入れられていなかった可能性もゼロではありません。
昭和37年当時の「特急御乗車記念絵葉書」。
そこには大都会/東京を行く151系の流し撮り写真がありました。
もう1枚は海バック。
絵葉書を入れる袋の裏面にあった1962年(昭和37年)6月10日のダイヤ改正時の特急ネットワーク。
1964年(昭和39年)10月1日の東海道新幹線開業前の東海道本線(在来線)における特急全盛期の様子が見てとれます。
11両編成の151系電車「つばめ」号。