名古屋市千種区の今池交差点。
歩いていて、足下に何かがあるのを発見。
マンホールではなく測量基準点。
「基準点とは」(国土交通省地籍調査WebサイトHome > 国の推進施策 > 基準点測量から転載。
基準点とは、地球上の位置や海面からの高さが正確に測定された三角点、水準点、電子基準点等をいいます。地図の作成や各種測量の際の基準・基礎となる点として使われます。基準点にはその場所を明確にするために、標石、金属標、鋲などの標識が設置されています。基準点には、国土地理院が基本測量として設置・測量する、国の骨格的な測量の基礎となる国家基準点(一等~三等三角点等)や、公共事業等を行う際に市町村等が設置する公共基準点など、様々な種類があります。
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街歩きをしていると時折見かけるのですが、名古屋市内でちゃんと見たのは初めてかも?
ところで、測量基準点を見かけた今池交差点。
かつては名古屋市電の東西と南北の線路が交差する路線が交差する交通の要衝でした。
※市電が走っている写真は、NPO法人名古屋レール・アーカイブスの服部重敬理事長の提供です。
その今池交差点を見下ろす喫茶店で休憩していたら、眼下を名古屋市電1400型1432が通っていきました。
出会いたいと思っても、そうは問屋が卸さないこのバス。
そして今日はバスの1432ではなく、そもそもの電車の1432の話。名古屋市電1400型の中でも1432は異色の電車でした。何かと言えば、登場時のまま最後まで同じ姿だったわけではなく、後に1500型と同様に更新されており、一見すると1400型ではなく1500型に見える電車でした。
1974(昭和49)年3月撮影の1400型。一般的に1400型と言えばこの形です。
※場所は瑞穂区の桜山交差点。
1974(昭和49)年3月撮影。
※場所は南区の桜本町付近。
で、同じような外観の2両の電車ですが、左側が1500型で右側は1400型と、形式が異なります。つまり右側の1405は車体更新車なのです。
この名古屋市電の蘊蓄(うんちく)のきっかけを作ってくれたのはNPO法人名古屋レール・アーカイブス会員のOさん。1432のバスの写真を見たOさんから、「1432と言えば異端車でしたね。」と教えて頂き、かつて自分が撮影した写真にあったはずと思い出した次第です。