今日は1937(昭和12)年の(現在のJR東海)名古屋駅移転と、1944(昭和19)年の名古屋鉄道新名古屋(現・名鉄名古屋)駅~神宮前駅間開業の話しです。
半年も経っていないと思いますが、ささしまライブと下広井町方面を結ぶ歩行者専用の道路が1本増えました。
地元を知る人にしか分からない不親切な情報をここで紹介しますが、ストリングスホテル名古屋の東側の通路に見える道路を少し北上し、右に回るとこの風景が登場します。そしてこのトンネルを抜けると広い道路に出て、そこを左に曲がれば従来のささしまライブ~名古屋駅のメインストリートとなります。
ここで見られる風景として、まずJRの線路が、高架ながら盛土であることが分かります。大都会の都心部にあって、高架橋ではなく盛土である理由は私には分かりませんが、昭和10年頃の土木工事の技術力が影響しているのかも知れません。また笹島界隈が元々軟弱な地盤だったとも言われているのでそれが理由の一つとも考えられます。
このトンネル(道路)がいつ作られたかは、手元に資料がなく不明ですが、盛土をくりぬいてトンネルを作ったのではと推察しています。ただそれなりに高さがあるので、人が歩くだけではなく、荷馬車は通ったのではないでしょうか?
この歩行者専用道路の東側から西方向を見ています。名鉄の線路は1940年代前半に敷かれており、そこには短い鉄橋が架かっています。名鉄電車に乗り、金山方面から名鉄名古屋駅方面に向かうと、地下に入る直前にあるのがこの橋です。
と如何にも訳知り顔で書いていますが、今回、このルートを通ることが出来るようになり、初めてこの橋を意識しました。
この界隈の歴史に詳しい方によれば、昭和40年代まではこの道を通ることが出来たはず…、とのこと。ただそれにしてもJRの高架下を抜けるトンネルの色が新しい気もしますし…。一度この道路の歴史を掘ってみたいと思っていますが、さていつになることやら。