2月17日(金)の昼下がり。京急川崎駅。この駅舎の写真を初めて撮ったかも?何度か利用している駅ではあるものの、スルーすることが多いかな。
この日の最初の目的地、港町駅。その読み方は「みなとまち」だと思っていたら「みなとちょう」でした。
駅の中に入ると美空ひばりさんのお姿が。
ヒット曲「港町十三番地」のレコードの写真もあります。背景の写真は日本で最初のレコード会社である「日本コロンビア」の工場。
以下、京浜急行電鉄のウェブサイトから駅の概要を転載。
『当駅の前身である河川事務所前停留場は、昭和4年から6年の2年間に限り開設した臨時停留場であった。その後、昭和7年3月21日、同位置にコロムビア前駅として正式開業したが、同18年6月30日をもって営業を休止した。しかし、翌19年2月1日、港町と駅名を改称して営業を再開し、戦後は長らく駅務員無配置駅であったが、昭和31年10月18日、京急川崎駅寄りに300m移設し駅務員配置駅となった。』
さて美空ひばりさん。「日本コロンビア」本社があったことから「港町十三番地(みなとまちじゅうさんばんち)」が生まれたとの解説もここに展示されています。
「みなとちょう」が「みなとまち」になったり、本当の住所にはない「十三番地」がタイトルになった由来も分かりました。
ところでこの曲の記憶があるかと言えば、何とあるのです。1957(昭和32)年の発売で、生まれてはいたわけで、もっともテレビではなく、多分、ラジオで聞いたことがあったのではと思います。
川崎駅方面行きホームの手前に、日本の音楽の歴史展示あり。
私の子供の頃~社会人になった頃は、レコード盤の時代。「アナログからデジタルへ」。
「レコード発祥の地」。
「音楽のまち・かわさき」。
若い方にはピンと来ないかも知れませんが、私たちの世代にはビンゴ。ただ見に来ただけだったのに、結局この駅で、次の予定の制限時間いっぱいまで展示を見ていました。時間の使い方は各人各様ですが、30分ほどの見学時間があっても良いと思います。
ついでと言って何ですが、ちょっとだけ撮影。駅舎の壁面には楽譜?とイラスト。
「港町十三番地」の楽譜あり。
日本音楽著作権協会(JASRAC)の許諾を得ていることの証。
ぶらり途中下車の旅は終了。本来の目的地である小島新田駅に向かいます。