東京駅の東海道新幹線18・19番線ホーム下。
真ん中の柱の上方に何かが取り付けられている。
そこには新幹線記念碑がはめ込まれています。
*********************************
東海道新幹線
この鉄道は日本国民の叡智
と努力によって完成された
NEW TOKAIDO LINE
Product of the wisdom and effort of the Japanese people
東京・新大阪間 515km
Tokyo - Shin-Osaka
起工 1959年4月20日
Work started
営業開始 1964年10月1日
Opened to traffic
*********************************
日本国民の「叡智と努力」。
その時代を考えれば、これほど相応しい言葉はないでしょう。
1964(昭和39)年。当時私は10歳でした。
1969年10月1日発行の中部日本新聞(現在の中日新聞)夕刊。天皇皇后両陛下を招いての開業式典であったことは、これが国家的な大事業であったことを象徴しています。
こちらは同じく1969年10月1日の朝日新聞夕刊。
開業当初の東海道新幹線東京駅~新大阪駅神間の所要時間は4時間でした。
※上記2紙は、NPO法人名古屋レール・アーカイブスの所蔵。
こうして新幹線記念碑を見ていると、万感の思いが込み上げると言えば、それは確かに言い過ぎでしょうが、それでもこの鉄道には未来へ繋がる「夢」があったと私は思っていました。
「夢の超特急」とは正にその通りで、そのキャッチフレーズから「夢の」が私の中でなくなったのは会社に入った1977(昭和52)年以降の事で、新幹線に乗ることが日常となってからでした。
さて東海道新幹線の歴史探訪を終えて、成田空港に向かいます。
17:03発の成田空港行き成田エクスプレス43号に乗車。
16:56に入線してきたのですが、ホームの前方に停車し、これで私はここで2列車が連結されるのだと気付きました。