稲見駅長の鉄道だよ人生は!!

稲見眞一

長良川鉄道「おくみの号復活企画」(4)大矢駅でタブレット体験。

今日のタブレット体験ですが、鉄道用語を簡単に説明するのはなかなか難しく、以下、私の説明で至らない点はご容赦下さい。先に謝っておきます。すいません。

昨日アップした画像の中にあった国鉄越美南線の貨物列車と思われる乗務行路表。それとも乗務員行路表、運転士行路表、、、さてこれの正式な言い方は何でしょう?と自分で書いていて自分に聞いてみる。

それはさておき中にある赤色の四角、三角、丸の記号。そしてそれが切り替わる駅がある。これは鉄道の単線区間で、交換可能駅の間の線路に1本の列車しか入れないようにする安全運行のシステム、タブレット方式に必要な記号です。

※この行路表にある「木尾駅(こんのえき)」ですが、現在の木尾駅ではなく、今の母野駅(はんのえき)です。現在の木尾駅は、国鉄越美南線が長良川鉄道となった際に新設された駅です。

そのタブレット方式の機器の操作体験を大矢駅ですることが出来ました。区間は郡上八幡駅(左側)と美濃相生駅(現在の相生駅、右側)間。上の行路表では美濃相生駅が交換可能駅扱いになっていませんが、この辺りの事情は私には分かりません。ただ美濃相生駅は貨物の取扱を行っていたので、それが関係していたのではと推察しています。「おくみの号復活企画」に乗った際、長良川鉄道の方に聞けば良かったと今更ながら反省中。

何をやっているかの詳しい説明は私には出来ませんので写真は雰囲気ということでお願いします。

1)まずは美濃相生駅から郡上八幡駅を呼び出す。

2)電話を使い口頭で美濃相生駅から郡上八幡駅方面に列車を出発させると伝える。(本来、駅間で使用した用語はそうしたものではなく、これはあくまでもニュアンスです)

3)箱の中に入っているタブレットを取り出すボタンを押す。

4)列車に持たせるタブレットが出てきました。

これがタブレット。ここまで美濃相生駅側だけではなく、郡上八幡駅側でも作業があり、連係プレーによってやっとタブレットを取り出すことが出来ます。

秤(はかり)にかけてある物。これをタブレットキャリアというのですが、この右端にある袋の部分にタブレットを入れて列車の乗務員さんに渡します。

我が人生初のタブレット体験。この体験はきっと小さなお子さんよりも大きなお友だちというか、昭和世代の方には面白がってもらえると思います。

とにかく電話機もちゃんと通話できますし、ボタンを押した際に出るベルの音も現役です。経年ゆえ、さすがに動かすのに思わぬ力が必要な場面もありましたが、私の知る限り、こうして触れるのは日本でここだけだです。

さて出発準備も整い、10:20までしばしの休息。

絶景ポイントでは停車し、風景を愛でます。

鮎釣りのシーズン到来です。

10:47、郡上八幡駅に到着。

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